〈MiRAi〉広報紙MiRAiを通じて1年を振り返る(後半)

こんにちは、MiRAiです。さて、いよいよ大晦日。広報紙MiRAiのバックナンバーとともに振り返えるこの一年、いよいよ後半です。

 

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7月号(通巻68号)の特集は、「当事者にしかできない支援『ピアサポーター』として活躍する地域活動支援センターひびきのメンバー」

精神障害の当事者として自身の経験を活かし、支援を行う「ピアサポーター」。厚生労働省の指針を受けて全国的に広がり、『名張育成会・地域活動支援センターひびき』のメンバー5名が同じ悩みを持つ方の自立支援に役立っています。その当事者の思いを取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170701_mirai_vol68.pdf

 

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8月号(通巻69号)の特集は、「ネットにはない暖かい井戸端会議~名張・伊賀自閉症協会の『子育て相談会』支援~」

三重県自閉症協会・名張伊賀ブロック』からのご要望が発端となり、年に一度行われている「子育て相談会」。発足当初は、保護者の拠り所として悩みや相談を持ち寄る場でしたが、今ではランチタイムを楽しむ茶話会のように成熟しています。そんな様子を取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170801_mirai_vol69.pdf(A3版となります)

 

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9月号(通巻70号)の特集は、「テーマは『つながり』。お母さんが孤立しない子育てを目指して~みはた虹の丘保育園・マイ保育ステーション『なないろ』~」

名張市の地域子育て支援拠点事業「マイ保育ステーション」。その3つ目の事業所として5月から新たにスタート。『つながり』というテーマで毎回、真新しい園舎の機能を活用したり、工夫をこらしたプログラムなどが人気を呼び、登録者も100名を超えました。そんな赤ちゃんとお母さんの「つながり」を取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170901_mirai_vol70.pdf

 

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10月号(通巻71号)の特集は、「企業と二人三脚で道を開く障害者雇用。働きたい願いと、受入企業の思いをつなげる『ジョブサポート・ハオ』」

名張育成会・ジョブサポート・ハオ』は県から指定を受け、国との直接契約により「障害者就業・生活支援センター」として、障害者雇用促進の一役を担っています。今回は、受け入れ企業の一つとして『ヒルホテル サンピア伊賀』様にお伺いし、雇用者側の思いを取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20171001_mirai_vol71.pdf

 

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11月号(通巻72号)の特集は、「作品は『生命の証』~アーティストのピュアな心に寄り添う…ワークプレイス栞・アトリエ彩~」

現在10名が創作活動を行う、アートに特化した生活介護事業所『ワークプレイス栞・アトリエ彩』。そこで活動する一人菅尾博司さんは、この秋に亀山市で行われた現代アート展「亀山トリエンナーレ」の参加作家に選ばれ7点の作品を出展。生命の証ともいえるそのち密な描写を通してみる作者の「生命」を取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20171101_mirai_vol72.pdf

 

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12月号(通巻73号)の特集は、「だれもが生き生きと輝く地域を目指して~名張市くにつつじ地区民生委員・児童委員協議会のご支援~」

名張育成会は地域で様々な方のご支援、ご協力をいただいています。『名張市くにつつじ民生委員・児童委員協議会』もその一つ。2014年3月より、高齢者へのお宅訪問時に民生だよりとともに本紙を一枚一枚手渡しいただき、皆さんの足で毎月約700部を配布くださっています。皆さんの地域にかける思いを取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20171201_mirai_vol73.pdf

 

さて今年一年、本当に色々な方にお世話になりました。お陰さまで、様々な出会いから多くのことを学ばせていただきました。心より感謝いたします。

では、皆様にとって来る年が良い年でありますよう、心より祈念申し上げます。

                      社会福祉法人名張育成会広報委員一同

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〈MiRAi〉広報紙MiRAiを通じて1年を振り返る(前半)

こんにちは、MiRAiです。

さて、今年9月に「はてなブログ」にお引越しした「名張育成会ブログMiRAi」。今年一年を、広報紙MiRAiのバックナンバーとともに振り返りたいと思います。

 

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1月号(通巻62号)の特集は、名張育成会での安全な暮らしを守る~防犯意識を高める新たな取り組み~」

相模原市で起きた痛ましい事件もあり、防犯マニュアルの整備につなげるなど、防犯意識を高めようと、名張市警察署のご協力で行った「防犯訓練」を取材しました。警察官による迫力の演技は想像以上!その成果は、今後のマニュアル作りなどに活かさています。http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170101_mirai_vol62.pdf

 

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2月号(通巻63号)の特集は、「暮らしも心もあたたかくなる地域交流~桔梗が丘三番町婦人会主催の餅つき大会~」

毎年1月、名張育成会の全グループホームで暮らす方達を招いていただく餅つき大会が開かれ、その様子を取材しました。「実は、私達が元気をもらっているのですよ!」と、婦人会の皆さん。その明るい笑顔で、町の地域交流を支えています。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170201_mirai_vol63.pdf

 

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3月号(通巻64号)の特集は、「社会の担い手を一人でも多く増やす~名張市初、生活困窮者への就労訓練事業開始~」

収入がなく困っている人が賃金を得て自立し、社会の担い手になってもらうために国が定めた「生活困窮者自立支援制度」。就労訓練事業としては名張市で初めて、生活困窮者への支援に取り組みました。その事業開始に至るまでの思いと様子を取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170301_mirai_vol64.pdf

 

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4月号(通巻65号)の特集は、「暮らし方を変えないケア~認知症対応型共同生活介護事業所。『高齢グループホーム・ひかり』グランドオープン~」

「いつまでも輝いて、いきいきと暮らしてほしい」と願いを込めてグランドオープンした『認知症対応型高齢グループホーム・ひかり』の概要を取材しました。名張育成会では初の介護保険事業となり、これで高齢化社会に向けたサービスが始まりました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170401_mirai_vol65.pdf(A3版となります)

 

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5月号(通巻66号)の特集は、「大人へなっていく大切な時期を支える『ライフステップぽぷら』誕生」

従来の法律では、発達の状況に関わらず、一律に18歳で児童施設から大人の施設に移らなければなりませんでしたが、『はーと(障害児入所施設)』に「障害者支援施設・生活介護事業『ライフステップぽぷら』」を併設した全国でも例の少ない事業所となり、高校卒業後も同じ住環境で、とぎれのない支援が行えるようになりました。その事業の思いを取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170501_mirai_vol66.pdf(A3版となります)

 

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6月号(通巻67号)の特集は、「地域の高齢者介護への要望に応える『特別養護老人ホームグランツァ』いよいよ7月オープン!」

名張育成会は従来、障害者を中心とした地域福祉を担ってきましたが、高齢者福祉へのニーズに応えることも地域に根差す社会福祉法人の使命と、4月には高齢グループホームが、また7月に特別養護老人ホームがオープンしました。その概要を取材しました。

http://www.n-ikuseien.jp/news/pdf/20170601_mirai_vol67.pdf(A3版となります)

 

今日はここまで、7月号から12月号は明日お伝えします!お楽しみに!!

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〈Guests〉名張市立百合が丘小学校5年生85名が社会見学されました。

こんにちは、MiRAiです。さて先日、名張市立百合が丘小学校5年生の児童85名が、名張育成会〈ワークプレイス栞〉を社会見学されました。

 

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〈ワークプレイス栞〉は名張市百合が丘東という閑静な住宅街にある多機能事業所で、百合が丘小学校とは「おとなりさん」どうしになります。この社会見学は、自分たちが住む地域に関心を深め、ともに生活するために必要なことを知る学習の一環として毎年、2年生と5年生に対して行われます。

 

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その百合が丘小学校は、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う「地域学校協働活動」で、平成28年文部科学大臣表彰された地域活動に熱心な小学校です。

 

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学校で予習をしてから来所され、まずワークプレイス栞が行っている「就労移行支援」「収容継続支援B型」「アトリエ彩(生活介護)」という3つの事業について熱心に話を聞く生徒さんたち。働くということは、社会との関わりとしてとても重要ですね。ここでは「働きたい」という意欲のある障害者対して、働く場の提供や職場探し、また必要な訓練などを行うほか、アートを通して社会参加することをテーマにした事業を行っていることを説明しました。

 

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建物内にある厨房では、〈花むすび〉というお弁当配食の事業をしています。ここでは、小さなことでも得意な分野で役割を持って、障害者と健常者が一緒になって働いています。

 

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厨房の中では、みんなどのような役割を担っていたでしょうね?どの生徒さんも、さっそく感じたことや学んだことをメモします。

 

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敷地内に併設しているギャラリーは、地域への文化発信という役割を担って様々なアート展を行っています。この日は、先日まで開催していた創作展の、搬出前の作品に触れていただきました。「先生、木の香りがします!」作品は観るだけでなく、鼻でも感じるものなんだ!子どもの感性に、ちょっと驚きました。

 

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さて、その並びにあるちょっとおしゃれなカフェ〈CAFÉ輪〉では、管理栄養士監修による日替わりランチが有名です。ここでも、障害者が健常者と一緒になって働いているのですよ。

 

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〈アトリエ彩〉では、アーティストの活動ぶりを間近に見たり、作品庫の保管の様子を知ったり、作品の数々を鑑賞しました。

 

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「先生、この絵小学校2年の時に見たことがある!」と生徒が先生に絵の説明をしているのを耳にはさんで当時会った記憶が蘇り、その成長ぶりにちょっと感動です。それにしても、靴屋さんの棚のように整理された靴が、まるでアートのようでした!

 

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お昼休みを挟んで今度は学校にお伺いし、障害者の個性や可能性、地域で暮らすことの大切さなどの話しをしました。熱心に耳を傾け、メモを取る生徒さんたち。「どんな社会になったらいいんだろう?」先生の問いに、一生懸命考える姿が印象的でした。

 

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「この絵は、どこから描き始めたかわかりますか?実は下絵もなく、思ったままを下の端から描いているんですよ!」生徒さんから、ちょっと驚きの声が!最後に、施設に対する素直な気持ちと感謝の言葉をいただきました。

 

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実は学校のとなりに施設を作ることになった時、地域で心配する声があがりました。でも何度も話し合いを持つことで理解をいただき、おかげさまで皆さんと交流することができて本当にうれしく思っています。この日は粉雪も舞う寒い日でしたが、これからの社会を支える、皆さんの素直な心に触れることができ、とっても暖かい気持ちになりました。ありがとうございました。

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〈Information〉バザーのご案内とご協力のお願い

こんにちはMiRAiです。皆さまのご理解、ご協力により開催させていただいております「名張育成会ふれあいバザー」を、来年も2月25日(日)に開催する運びとなりました。つきましては、バザー用品のご提供など、引き続きご支援を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

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バザーの収益は、皆さまのお気持ちを大切にし、障がい児・者の生活環境向上のために利用させていただきますので、ご理解、ご支援を賜わりますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

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昨年の様子です。毎年、温かい「志」が体育館内いっぱいに広がり、とっても賑やかなバザーとなっております!今回もご協力をどうか宜しくお願い致します。

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〈New〉電子カタログできました!

こんにちは、MiRAiです。

さて、名張育成会のスミからスミまでを紹介する、35ページの電子カタログがデビューしました。

 

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HPのトピックスをクリックしてください。好きなページをプリントするなどデジタルブックの機能はもちろん、PC/スマホ/タブレット端末にも対応しています。

 

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私たちの誇りでもある色々な思いの詰まった歴史を、ニークな年表にまとめました。名張育成会を知るために、まずご覧いただきたいページです。

 

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各施設へは、3ページ目の施設名をタップするだけで知りたいページに移動!そこには各施設の特徴や想い、またセンパイからのメッセージも載っていますよ!

ぜひご覧ください!

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〈Art〉国文祭、障文祭なら2017

こんにちは、MiRAiです。さて、11月23日から25日まで奈良県文化会館で開催された「全国障害者作品展」に、名張育成会地域活動支援センターひびきに通うWY君の作品が展示されましたので、鑑賞に行ってきました。

 

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今年は、「第32回国民文化祭・なら2017」と「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」が初めて一体開催されたとあって、この作品展にも1570人ほどの方が来場され、書家・金澤祥子さん(*1)も大勢の方が見守る中「共に生きる」と力強く筆を揮(ふ)るい、いつもの愛くるしい笑顔とともに華を添えておられました。

 

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「自由部門」では、奈良県外の(*2)全国から寄せられた、151点の個性豊かアート作品が展示されていました。手先の器用さを活かし富士山に日本の“何か”を書き込んだユニークな線画、夢を線にして紙面いっぱいに詰めこんだ作品、またブリキのキャラクターが生きる悩みを綴ったモノトーンな絵本など、どれもピュアな感性に溢れていて見入ってしまいます。

 

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そのような中、WY君の作品が展示されていました。この作品で何を感じるかは人それぞれで良いと思います。ただ彼によると、下絵もなく、構図も考えず、無心になって白い紙の上でペンを走らせたら、このような絵になったとか・・・。ちなみにタイトルは「Wだぶりゅう」、自画像だそうです!

 

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彼は長く精神障害に苦しんでいましたが、今では同じ悩みを持つ方と結成したコーラスグループを通じて啓発をしたり、思春期を迎える高校生に悩みを抱え込まないようアドバイスをしたりと、できるだけ積極的に社会に出て自身の苦しみを地域で役立てようとしています。

 

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「色々な経験があって今のボクがいる。ちょっとは成長したかな?」と語った彼と、応援に駆け付けた友人とで記念撮影。さすがにちょっと照れくさそう!

 

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「病気の縁でできた出会い、生まれた絆、そして色々な気付きをもらいました。この子には本当に幸せをもらっているんです…」と語るお母さんの、穏やかな表情が印象的でした。

今日は、この会場にいる誰もが輝いて見えました!『みんな元気で「輝いて生きる」』そう、それが私たちの願いなのです。

よろしければ法人理念をご覧ください。http://www.n-ikuseien.jp/company/housin/

(*1)代表作として、東大寺揮毫奉納や、NHK大河ドラマ平清盛」の題字など。(*2)奈良県は「奈良県障害者作品展」として併催。※作品などの写真は主催者の許可を得て撮影しています。

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