〈Committee〉未来に向けて・・・60周年記念式典講話より

新年を迎え、さらに気を引き締めて社会福祉の充実に邁進したく思います。どうか宜しくお願いいたします。

さて今回は、昨年開催した60周年記念式典での60年の歩みと未来に向けて」という宮田義則常務理事の講話より、未来に向けた取り組みなどについて抜粋し、その内容をご紹介します。

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福祉入浴機器(特浴)の設置

利用者の高齢化、身体機能の低下に伴い重度化してきており、入所利用者の半数ぐらいの方は一般浴での入浴が難しく、障害者支援施設「成美」において特浴を設置し、運用を開始してまいります。(広報紙MiRAi2月号にて詳しくご案内します。)

 

医療ケアの充実

上記同様に、たん吸引や胃ろうといった医療ケアの必要な利用者も増えてきており、身体機能の低下に伴う重度化への対応と合わせ、医療ケアを充実さる体制を作っていきたいと考えています。

 

最後のセーフティネットとしての役割をしっかりと果たす

また、入所利用者の中には、自傷や他害など、生活をする上で困難さを抱えている行動障害のある方がいますが、その行動特性をしっかりと理解し、安定して生活ができるように取り組んでいき、最後のセーフティネットとしての役割をしっかりと果たしていきたいと考えています。

 

権利擁護にかかる取り組み

そして、利用者の生き方を支えるために、生活や活動を支援するだけではなく、利用者一人ひとりの権利を守る仕組みを整備し、法人後見を受任し、利用者や地域からの多様なニーズに応じ、権利擁護にかかる取り組みを行っていきます。

 

働き方改革

有給休暇の取得促進、同一労働同一賃金、時間外労働などその対応が急務であり、これらの課題解決に向けて検討をしています。また職員の健康管理を経営的な視点でとらえた健康経営を推進していきます。

 

業務の効率化・省力化

間接的な業務を中心にAIやRPA,介護ロボットを導入し業務の効率化・省力化も進め、職員が安心して働き続けられる職場環境づくりを進めてまいります。

 

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大変厳しい時代を迎えようとしていますが、私たちは、時代や制度が変わっても、創立当初の先達の想いを失うことなく、新しい時代に向けて、一層の努力をしていきたいと思っていますので、皆様方の変わらぬご支援やご協力をいただけますようお願い申し上げます。

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