〈Project〉みはたに虹の丘こども園の、手作り遊具が増えました!

「生き抜くために~気づく・考える・やってみる~」という教育保育理念を掲げる、みはた虹の丘こども園。現在「環境プロジェクト」として、森を模した広い園庭に、自然と融合した木製の手作り遊具を増やしています。

この春までに、築山の傾斜を利用した木製の大型ブランコと、手軽に持ち運べる小型ブランコの2種類を手作りしましたが、この夏にその仲間が増えました!

 

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伊賀市ご出身で、現在(公社)こども環境学で活躍されている、一級建築士井上寿先生の監修よって推進している環境プロジェクト。

子ども達に、どのように成長してほしいかという思いを込めた遊具は、すべて保育教諭たちによって考えられ、手作りされます。

 

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井上先生の進行で、保育教諭の考えがまとまっていきます。

 

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今回は、築山の上に立つシンボルタワーと、くぬぎの木を取り囲むウッドデッキ、そして一本橋を、2日に分けて手作りすることにしました。

 

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ます、ウッドデッキから作ります。

 

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手作りということですから、まずは道具の説明や扱い方から教わります。

 

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材料は今回も、「2×4(ツーバイフォー)」工法で使用される木材です。

 

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園庭の真ん中に立っているくぬぎ。

 

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まず、どのあたりにウッドデッキを据え付けるかイメージしましょう!

 

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材料の寸法取りをして…

 

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そしてカット。そうそう、今回は園児のお父さんが応援に駆け付けてくれました!!

 

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まずくぬぎの木の外で、骨組みの一辺を残して、三方を組み立てます。

 

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電動ドライバーの扱いも、あっという間に慣れたようですね!

 

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エッチラオッチラとくぬぎの木の下まで運んで・・・

 

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くぬぎの木を挟むようにして仮置きし、設置場所を確認します。そう、骨組みの一辺を残していたのは、くぬぎを挟んで差し込むためだったんですね!

 

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そして、骨組みの残りの一辺を取り付けます。

 

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次に脚の取り付けです。

 

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何やら不安そうな目で見ているのは、スマホアプリのデジタル水準器。ウッドデッキが水平に設置されるよう、四隅の脚の高さを決めなければいけませんが、骨組みの傾き具合をみて、四隅にいる人に高さの指示をしています。人の手で支えている骨組みが微妙に揺れるので、実は結構神経を使う作業なのです。

 

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まず、四隅の脚を取り付けて、飛び出た脚をのこぎりでカットしていきます。

 

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骨組みの各要所にも脚を取りつけます。地面は平たんではありませんので、ウッドデッキ全体が平行になるよう脚の長さは場所によって異なります。

 

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そして大切なのは、脚の補強。ウッドデッキの上で大人が暴れても脚が壊れないよう、脚を補強します。

 

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実は、作業は猛暑の中行われました!日焼けはお肌の大敵!なんて言っておれません。でも、熱中症にならないよう、水分補給や休憩を十分に挟みつつ進めました。

 

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さあ、いよいよ天板をのせていきます。

 

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大ぶんと、カタチが見えてきましたね!

 

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天板をネジで固定していきます。

 

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汗を拭きふき頑張ります!

 

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このドヤ顔!この頃になると道具の扱いにも慣れ、気持ち良く作業が進むのです!

 

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でこぼこした天板の隅を揃えます。

 

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そして、子どもがケガをしないよう、角をグラインダーできれいにします。

 

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最後に、天板全体をサンダーで磨いたら終わり!磨き始めたらキリがないのですが、子ども達の安全のためにていねいに磨きました。

 

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お掃除して、出来上がり~~~~~

 

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井上先生、保育教諭の先生たち、お疲れ様でした!!

 

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こうして、くぬぎの木を囲むようにできあがったウッドデッキ。木の影や、風のささやき、葉が擦れ合う音など感じながらくつろげる場ができました。

 

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翌日には一本橋や・・・

 

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築山のてっぺんにシンボルタワーもできました。これから、子どもたちの成長に寄り添っていくのですね!

その園児たちが楽しんでいる様子は、みはた虹の丘こども園ブログをご覧になってください

さて、今後も自然と融合した木製遊具や生活用具を増やしていき、「気付き、考え、試してみる」成長の場として、子どもの体幹や五感を育くんでまいります。

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