まだ寒さの残っているある日、津市にあるギャラリー「VOLVOX」で、「栞のアーティスト展」を行いました。
素敵な空間に展示された作品が輝いていました。
今回は、未発表を中心とした作品やギャラリーの様子を案内します。ブログでゆっくりとご鑑賞ください。
「無限大」河本晃司
名張育成会で漉く和紙は立体感があって、迫力のある作品が生まれます。
「風」山崎智
作品から風が吹いてきそうです!
「トントントン-1」河本晃司
トントントン、と音を立ててキャンバスに筆を打った筆触が感じられますね。
「誠の素」森岡誠
たまたま二つ折りにしたところ面白く仕上がったのでこのまま作品になったそうです。
「和定食」森岡誠
おはよう、いただきます、きゅうり、だいこん、はくさい、にんじん・・・文字の中からメニューが浮かんできそうです。
左上「NORIKA-8」左下「NORIKA-2」右「NORIKA-1」的場乃莉華
昨年秋に行った、第5回東北障がい者芸術公募展入選実績を持つ的場さんの、意欲的なバリエーション作品です。
「NORIKA-7」的場乃莉華
幾つもの弧を重ねて描く独特の筆致、実はこの幾何学的な模様の中に女の子が何人も隠れて描かれていますが、この作品ではそれがよくわかります。
「うし」西口武延
的場さんと同じく、第5回東北障がい者芸術公募展入選実績を持つ西口さんの作品です。2020亀山トリエンナーレの出展作家に選ばれました。
左「コロンとワイン」右「×○×○」西口武延
サインペンを用いたイラスト。頭に浮かんだものを、なんのためらいもなく描いた作風から、素直な気持ちが伝わってきます。
「像」菅尾博司
いつも端から描き上げていく。この作品も、足と尻尾から始まり、最後に鼻を描いたといいます。下描きなしに、よく紙の中に納まるものですね。
「飛行船」山崎智明
エイブルアートジャパン登録作家で、乗り物が主なモチーフの山崎さんの作品は、マスキングテープや自動車のラッピングなど、様々なものに展開されています。
「2016-2」浅井幸男
ふんわり、ほんわか、といったキャラクターは、実はウルトラマンがモチーフです。優しい正義の味方ですね!
「思いのままに」森村正治
購入された方は、この穴から「明日が見える」「向こうに希望が見える」と満足気でした。
「はてな」辻本早織
何を描いているのだろう?などと考える必要はありません。頭に思い浮かんだとおりに、ペンの進むとおりに描く、つまり心が投影されているのです。
「夢かわいい!」毛利美貴
夢は漫画家になることという彼女は、少女マンガに出てくるようなキャラクターや、物語感のある構図を得意としています。このイラストも、かわいいと言って売約済みとなりました。
3日間で150人ほどご来廊くださいました。今回の特徴は、新聞を見て立ち寄られた方や、遠方からお越しになった方など、初めての方が結構おられました。
お買い求めいただいた作品が多かったのも今回の特徴です。
豊富なバリ―エーションのグッズ、どれもステキです。
10人のアーティストの個性あふれる世界観が十分に堪能でき、時間を忘れるほどでした。また多くの作品が売約済みとなり、展示終了を待って、それぞれの居場所へと向かって行きました。ご来廊くださった多くの方に、心より感謝いたします。
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