〈Event〉成峯のファッションショー

広報紙MiRAi12月号で「カフェみなみかぜ」のオープンをお伝えした、障害者支援施設(入所生活支援)成峯、今度は「成峯コレクション」としてファッションショーを開催しました!

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身にまとっているのはすべて着物のリメイク

プロモデル(?)のように振る舞っているのは職員の面々です。

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実は、着物リメイクを趣味として手掛けている職員から、「華やいで楽しんで、コロナ禍を吹き飛ばそう!」と発案したところ、満場一致で即決!

本来なら「イルミネーションイベント」で盛り上がるはずの11月下旬に実施しました!

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というところで・・・ 

窓に貼られた告知です。ん?「おおものかしゅ」って、いったい誰なんだろう・・・???

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振袖で登場し、マイクを手に歌い出したのは「美川けいこ」さん・・・って、いったい誰???

実は、女装した男性職員でした!

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がっかり・・・と思いきや、入居者の皆さんは大喜び!

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ボクには近寄らんといてほしいな・・・その気持ちわかります(笑)

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でも、美川けいこさんはおかまいなく、笑顔を振りまいていました。

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さあ、ファッションショーに戻りましょう!

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これが着物?

紬をリメイクしたフードコートを脱いでパンツスーツになると、コーディネイトされたベストの軽やかさに、うららかな春がやってきたよう!

これから登場するドレスなど衣装は、すべてその職員が10年ほどをかけて手掛けた、着物リメイクの一部!!今日だけでも23点をご披露です。すごいですね!!

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華やかなオレンジのワンピースをまとい、流れるようにターン!

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続いてピンクのドレスで現れたのは、なんと女装した副所長!

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ステキです!ありがとう~!!

いつも会っているのに、特別で不思議な喜びを感じたよう。

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このカラフルな衣装はちりめんの着物をリメイク。気持ちも明るくなりますね!

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初夏を感じさせる涼しげな衣装は、大島をリメイクしました。

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「褒めたらんと、しゃーないな~」モデル・・・いや、職員の方がうれしそう!

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まだまだ続きます。

左は、ガラガラ肩タックロングベスト&パンツ、右はピンクワンピースです。

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男性はかすりのアロハ、女性はスリップドレスで登場です。

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孫の晴れの姿を見ているよう。

いつもと違う華やかさに、ちょっと恥ずかしい・・・

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大島をリメイクしたアロハとベストのペアルック。

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ハイっ、ポーズ!

カメラを構えている職員のドレスも、留めそでをリメイクしたパーティドレスです。

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晴れ着をポイントにリメイクしたロングスカートと黒のブラウス。

奥に見えるグレーのワンピースは、夏物の留袖で作りました。

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左はハートベスト&オレンジパンツ、右は赤のドロップワンピース。

カジュアルにもフォーマルシーンにも似合いそうですね!

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ピンクのジャンパースカート&ボレロ

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とっても軽やかでいて華やかに着こなせる留袖ワンピース。

手前の男性が着ているのは、実は女性もののワンピースにパンツを合わせました。とっても自然な感じですね!

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美川けいこもわすれないでネ~

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とっても楽しかったファッションショー。

入居者も職員もいっしょになって歓声と笑顔に包まれ、コロナになんか負けないぞ!というみんなの気持ちがひとつになった、とっても温かな企画でした!

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楽しかったですね!

MiRAiレポートブログもご覧ください!

ikuseienmirai.hatenablog.com

 

〈Training〉中途採用職員の、入職時研修の様子を紹介します。

名張育成会へ年度途中に入職した新人職員は、採用月の毎月1日から5日間行う入職時研修名張育成会のイロハを学び、配属先のOJTへと巣立ちます。

今回は、その入職時研修最終日の様子をお伝えします。

 

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5日間の内容は、理事長による講話名張育成会の目指すもの」、また法人理念の意味を学ぶ「理念研修」のほか、「安全衛生」「虐待防止」「ハラスメント」「情報セキュリティ」「人事制度」「ビジネスマナー」と、専門的なことから社会一般まで多岐にわたります。

 

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そして4日間の机上講習を終えると、最終日には法人敷地内の各事業所を見学します。

今日は、研修の最終日に相応しい雲一つない爽やかなお天気。各事業所に向かう足取りも軽やかです。

 

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朝から様々な事業所を巡り、やってきたのは生活介護事業所(通所事業所)「とも」

まず、主任から事業所の役割や特徴を聞きます。「とも」の理念は、『どんなに障害が重くても、ともに働き、ともに元気で、ともに楽しく』。

 

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作業場を見学すると、誰もが自分の得意なことを、自分のペースでそれぞれ役割を担って作業をしています。

「色々な作業があるんですね!」と、始めての作業風景に見入っていました。

 

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次は、今月の新入職員が一人配属される「ききょうの家」です。

「とも」と同じ生活介護事業所(通所事業所)ですが、身体障害を持つ知的障害者のデイサービスとしてスタートし、身体のケアが支援の柱になっています。

 

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理学療法士からアドバイスを受けながら、個別メニューで身体ケアを行っています。(2019年6月6日撮影)

 

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入所事業所は新型コロナウイルス感染防止のため外からの見学となりましたが、朝から一通りの見学を終えました。

さあ、事業所見学を振り返りをしましょう!

 

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各事業所で行っている取り組みから、信頼される支援について改めて思い起こしてみます。「やはり、支援の前線に伺うと気が引き締まります!!」

 

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午後からは場所を移し、配属先の上司も交えて「大切にして行きたいこと」「どのような職員になりたいか」を発表します。

ききょうの家支援員として配属されるMさんは、「人に寄り添うという事は、自分も成長するということ。基本理念を常に意識し、笑顔で頑張ります!」と発表されました。

 

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グランツァ事務職として配属されるKさんは「新しく経験する福祉という業種に、人間本来の持つ魅力を感じました。また、皆さんと協力し頼りにされる職員を目指します。」と決意を述べてくれました。

 

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配属先の上司から、「入職おめでとうございます。経験を積んでいけば視野が広がり、支援の幅も広がって喜びも奥深くなっていきます。そのためにも長く勤めてほしい。今日から私達は仲間です!悩みを溜めず、一緒に頑張っていきましょう!」とお祝いと励ましのメッセージをいただき、無事に研修を修了しました。

 

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その後、配属先の事業所に向かいます。「コロナを持ち込まないよう、まず入り口で手洗い、うがいをしっかり済ませてください」

 

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次に検温です。37.5度以下であることを確認してくださいね…などと、まず入室に関する注意事項を念入りに確認します。

 

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職員室で同僚となる職員と互いにご挨拶。

 

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「明日から宜しくお願いします!!」職員IDを手渡され、セレモニーが無事終わりました。

明日から晴れて事業所での勤務となります。研修での気持ちを忘れず、末永く勤めてください!

今後とも、どうか宜しくお願い致します。

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〈MiRAi〉広報紙MiRAi12月号を発行しました。

広報紙MiRAi12月号を発行しました。最新号はこちらをクリックするとご覧いただけますよ。

今月は、『意識改革で「ホスピタリティ」を実践。遊び心が生んだ、カフェみなみかぜ』。障害者支援施設成峯(入所生活支援)では、主任を中心として意識改革に取り組み、遊び心を取り入れて食堂の改善に取り組みました。

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成峯内に設けられた「みなみかぜ(MINAMIKAZE)という店名のカフェ風食堂。このブログでは、そこでくつろぐ入居者の様子をお伝えします。

 

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その「みなみかぜ(MINAMIKAZE)では、職員がカフェ店員になりきってサービスに努めるのが特徴。

入居者を「お客様」と呼び、「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」と、ご来店への感謝の気持ちを込めて接客します。(食堂改善を推進したメンバーの一部。食事時間外のためマスクを外して撮影しています。)

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また店員は5人のキャラクターに扮し、その役柄の徹底ぶりで職員も楽しんでいます。

個性たっぷりに役付けされたキャラクターは左から、こっくさん「レストランのためなら何でもするよ!」、さつきちゃん「元気では誰にも負けない!」、みなみちゃん「接客全国No.1!」、みどりちゃん「手洗いのスペシャリスト!」、なっちゃん「心優しい服薬師さん!」ちゃんと役割分担があるのです!

 

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「いらっしゃいませ!」店内が混雑しないよう、また食事のお世話が重ならないよう、お客様を順番に店内にご案内です。

 

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手洗いのスペシャリスト!みどりちゃんが手洗いをお手伝い。

 

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「みなみかぜに来るのが楽しくなった!」

 

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今日も完食!「お茶はいかがですか?」

 

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明るい雰囲気に、食事中も話に花が咲きます。

 

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ごちそうさん!」「ありがとうございました。気を付けてお帰り下さい!」

 

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「落ち着いているし、明るいし、気にいっています♪」

 

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「みなみかぜ(MINAMIKAZE)リニューアル前の地域交流スペース。

実は、内装施工を手掛けたのは、名張育成会レインボークラブの生活困窮者自立支援事業で、社会での自立を目指して就労訓練を受けている人たちです。

 

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成峯の入居者からも感謝され、働く喜びの発見に一役買いました。

 

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「わかったことは、ホスピタリティの大切さと、プロとしての自覚」遊び心とはいえ、学んだことは多いと誰もが語る。ふっと肩の力を抜いて取り組むことが、本質を見極めるける秘訣かもしれませんね。

miraireport.hatenablog.com

〈Art〉ヤマモト實・弥生・渉 家族三人展

名張市地域活動支援センターひびきを利用している山本渉さんと、そのご両親による「家族三人展」が、名張市内で開催されました。

 

f:id:ikuseienmirai:20201125001202j:plain自身が抱えてきた精神疾患の苦しみを少しでも地域に理解してもらえればと、積極的な社会活動を行ってきた渉さんでしたが、昨年に頸部脊柱管狭窄症(けいぶせきついかんきょうさくしょう)を発症し、歩行はおろか手も動かせない状況が続きました。

 

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作品に見入るひと時。初日には亀井利克名張市長も来場され、励ましを頂きました。

しかし今年5月に手術を受け、「少しずつ動き始めた手で、自然にペンを走らせていた。」という渉さん。

芸術家である両親とともに、活動再開の証として展示会を開催することにしました。

 

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「絶望②」

ボールペンで細かく刻んだ線を重ねて陰影をつけながら、頭に思い浮かんだままペンを走らせる。下絵や構図のデッサンなどもない、描きなおしが効かないボールペンで、すべてピュアな気持ちを表しています。

「目の表し方がとても気にいっているんです。」そのつぶらな瞳を、社会はどのように感じるのだろう。

 

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棒になった人

邪念を捨ててマントで体力を温め、月の陰りに駆けだすチャンスを伺ってでもいるかのようにも映ります。

まとわりついている二匹の犬は、「まだ行かないの?」「オレも連れて行ってくれよ!」とでも叫んでいるのでしょうか。

 

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「怯える人」

この3カ月、色々なタッチを用い、様々な作風にチャレンジしたといいます。

少し太目のボールペンで臨んだ作品も、「雑に描いているようですが、目の表し方に気を遣いました。」

純白の空間に、象徴的に表われている人間の弱さ。周りの空白が本人に押し寄せるプレッシャーのようにも映りますが、弱さは優しさにも通じるもの。この瞳に、人間が本来持っている優しさをも垣間見るようです。

 

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「線香花火」

「腕を描いていたら、花火が描きたくなって…」描き上がると、ちょっとコミカルな表情の絵に仕上がっていたと言います。

線香花火の光で顔が照らされ、モノトーンなのに温かい色彩を感じますね。

 

f:id:ikuseienmirai:20201125002014j:plain作品について来場者と語り、思いを交換するふれあいは楽しみの一つです。

家族展という、ゆとりの中で自分の作品に向き合うと、主人公がまた違ったメッセージを送ってくるかのよう。それを、次の創作へつないでいくのでしょう。次回作に期待です!

 

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「- not alone - 一人じゃないよ!」

「一人じゃないよ!」・・・三人展、ご家族の愛情と温もりの証ともなったようですね。

素晴らしい展示会でした。

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〈Art〉ギャラリー常設展のご案内

秋の諸行事も慎ましやかに行い、遠出を控えておられる方も多いことでしょう。

カフェ輪となりにあるギャラリーも長く閉館しておりましたが、密を避けた空間で、少しでも心を癒していただければと、アトリエ彩アーティスト常設展として再開することになりました。

 

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先日行われた「第6回東北障がい者芸術全国展」で入選を果たした武藤誠さん、また第5回同芸術全国展入選者の的場乃莉華さん、2017年亀山トリエンナーレの参加作家として実力を発揮した菅尾博司さん、2019年三重県障がい者芸術文化祭亀山市長賞に受賞した山崎智さんなどといった、アトリエ彩に集うすべてのアーティスト作品を展示しています。

 

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西口武延さん

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武藤誠さん

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誰もが笑顔で暮らせますように!

作品は、年内いっぱい適時入れ替えて展示します。

また、定期的な空気の入換えなどを行っております。ご来廊の際はカフェ店員に一声おかけ下さい。

 

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ギャラリー栞 名張市百合が丘東9番町290番地

TEL 0595-62-3272(アトリエ彩)11:00~17:00(月~金曜日)・土日祝休館

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〈Study〉名張市立百合が丘小学校5年生83名への社会学習を行いました。

ワークプレイス栞は2012年(平成24年)5月、暮らしの中で交流を生み出すことを目的の一つとした、名張育成会が初めて住宅街にオープンした、多機能型の福祉事業所です。

そして、名張市立百合が丘小学校とはお隣さん同士になります。

 

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ワークプレイス栞は、「働きたい」という意欲のある障害者対して、必要な支援を行ったり就労場所の提供を行う事業のほか、給食配食事業、またアート活動を支えるアトリエやギャラリー、四季の移ろいを感じながら市民の方にくつろいでいただけるカフェがあります。

 

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名張市立百合が丘小学校では、自分たちが住む地域に関心を深め、ともに生活するために必要なことを知る社会学習の一環として、毎年2年生と5年生の児童が事業所を訪れてくれます。

しかし、今年はコロナ禍の影響で、事業所長が代表して学校に伺い、説明を行うことになりました。

 

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5年生への説明は午前と午後に分かれ、まず「ワークプレイス栞って、どんなところ?」というテーマで、事業所の役割や設備、また障害者への取り組みなどを、スライドを使って説明しました。

 

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午後からは、「ワークプレイス栞には、どんな人がいるの?」というテーマで、利用している方について個性や可能性、そして地域で暮らすことの大切さなどの話をしました。

 

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耳をふさいで声を出してごらん。外部の音に敏感な人は、こうして音が聞こえないようにしているんですよ。また、名張育成会を利用している障害のある人は、自分の考えや思っていることをうまく表現できない人や、理解をするのに時間のかかる人が大勢います。

それぞれに暮らし辛さを持っているのだけれど、その人のペースに合わせるなど、私たちの理解と工夫があれば、障害のある人にも暮らしやすい、優しい街ができるんだよ。みんなと同じ名張市民。優しく見守ってください。

 

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熱心に耳を傾け、メモを取る生徒さんたち。

「どんな社会になったらいいんだろう?」そう一生懸命に考える姿が印象的でした。

 

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一通りの説明の後、多くの生徒さんから質問がありました。

『今、一番困っていることは何ですか?』

・・・それは、新型コロナ感染防止への対策です。事業所には、身体の弱い人が多いので、新型コロナに罹患してしまうと重症化して、命に関わることもあります。職員自身の対策も含め、万全の体制で臨んでいます。

 

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『街で見かけたら、利用者さんに声をかけてもいいですか?』

・・・声をかけても良いけど、突然の大きや、後ろから声をかけたりすると驚いてしまうので、優しく声をかけてくださいね。

 

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『ワークプレイス栞で作っているお弁当はどこで食べられていますか?』

・・・銀行、市役所、また歯医者さんなどで働いている人から注文をいただいて、食べてもらっています。

管理栄養士さんが考えたメニューだから、バランスがとってもいいんです。となりにあるカフェ輪のランチでもたべることができますよ!

 

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多くの質問をいただいた後、

『以前、学校の前で話しかけた時、ニッコリ笑ってくれてとてもうれしかったです。そして今日のお話を聞いて、ワークプレイス栞は、利用者さんのことをとても大切にしているんだな。と思いました。』

と、感想を述べてくれた生徒さん。改めて身の引き締まる思いでした。

 

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すべての学習が終わった後、「握手してください!」と、2名の生徒さんが突然駆け寄ってきました。今回の社会学習が、とても勉強になったそうです。

さて、生徒さんたちの素朴な気持ちが街の未来に役立つ、そんな期待が膨らみ、改めて社会学習の大切さを感じました。百合が丘小学校の皆さん、どうもありがとうございました。

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〈MiRAi〉広報紙MiRAi11月号を発行しました。

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今月は、『カフェで、ご自宅で・・・やすらいで味わう季節の風味』

Cafe輪、パン工房ういずCAFÉ & GALLERYほっぷ3店舗が贈る、秋から初冬にピッタリなSweets Planのご紹介です。 

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 この季節ならではのオリジナルスイーツと、ヘルシーランチや食卓を彩るデイリースイーツの紹介です。

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やすらいで味わう季節の風味、それぞれに、思いを込めてご提供します。

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Cafe輪の紅葉がとてもキレイです。

皆さまのご来店、ご予約を、心よりお待ちしています!

社会福祉法人 名張育成会|三重県名張市