こんにちは、MiRAiです。さて、秋も深まったある日、北摂地区社会福祉協議会連絡会様が視察のため、遠路大阪府北部よりご来訪されました。
「北摂地区社会福祉協議会連絡会」とは、大阪府を4つのブロックに分けた北摂ブロックで、豊中・池田・吹田・高槻・茨木・箕面・摂津各市、島本・能勢・豊能各町の社会福祉協議会のネットワークです。今回は、年に1回行っている管外研修として、法人の理念や考え方、また広範囲にわたる事業の様子を視察されました。
名張は前日の雨の影響か少し肌寒かったのですが、各市町協議会の会長、事務局長など23名と大勢でご来園くださいました。まず、北摂地区社会福祉協議会連絡会会長 榎谷佳純様よりご挨拶をいただきました。
法人の概要に続き、名張市で初めて認可され今年2月より始めた『生活困窮者就労訓練事業 』について報告させていただきました。
経済的な援助にとどまる『生活保護制度』に対し、その方の可能性を見出し将来的な自立を支援しようという国の制度『生活困窮者自立支援制度』に基づく事業として、社会の担い手を一人でも多くと各自治体の関心も深い事業の一つです。
前半終了後『パン工房ういず』で当日焼いたパンを皆さんにお配りしました。
『本当においしいものを・・・!』と、生地や食材にこだわっています。後日、「それぞれ持ち帰えり、ありがたく美味しくいただきました。」と、感想をいただき、ホッと安心しました。
その後、名張市東部に位置する百合が丘に移動し『児童発達支援センターどれみ』を視察いただきました。
どれみでは、児童の発達支援という本来業務に加え『あそびの研究会』『教材教具の研究会』という、地域の保育・幼稚園関係者、県の特別支援学級関係者を対象とした『いっしょに学んでいく場作り』も行い、教育と福祉の連携にも一役買っています。
「一人一人に寄り添った支援を複合的に取り組まれていることは、とても参考になりました。」と口々に感想を述べられていました。
陽も傾き始めたころ、同じ百合が丘の就労支援を始めとした多機能事業所『ワークプレイス栞』、併設のアートに特化した生活介護事業所『アトリエ彩』、敷地内にあるギャラリーやカフェを足早に視察いただきました。
後日、「多岐に渡る事業を展開しておられ、どの事業も先駆的で素晴らしかったです。法人としての理念を大切にしておられ、障がいの当事者だけでなく職員自身も輝けるよう目指しておられる点が素晴らしい。」と過分な感想をいただきました。私たち職員も、いただいたお言葉に恥じないよう、さらに研鑽を積んでいく所存です。
慌ただしい応対で失礼かとは存じましたが、帰路渋滞の影響もなく18時30分頃梅田にて解散されたとのこと。本当にお越しいただきありがとうございました。
さて、名張育成会では見学や専門的な分野での視察、勉強会のご活用、交流会のご相談などを受け付けております。HPより「経営企画室」宛てに、遠慮なくご相談ください。後日担当者より連絡させていただきます。皆様とのふれあいを楽しみにお待ちしております。