こんにちは、MiRAiです。さて、障害者入所支援を行う〈成美〉が、三重県で働き方改革を推進する「2017年度三重県ワーク・ライフ・バランス推進サポート事業所」に選ばれ、6人によるプロジェクトチームを発足。昨年秋より業務や環境などを見直す話し合いを続けています。約半年間の成果を県に発表する「報告会」を2月末に控え、プロジェクトメンバーは最後の確認に余念がありません。
三重県が行うこの事業の、「専門家サポート企業(5社)」のひとつに選ばれたのが昨年秋。毎回専門家の指導を受けて、アドバイスをいただきながらも試行錯誤が続きました。さて、成果はあったのでしょうか…
プロジェクトを陰ながらも力強く推進してくださるファシリテーターさん。月に一度来社され、みんなの意見を素早く整理していきます。
また、netを介して打ち合わせの様子がモニターリングされ、専門家によるアドバイスも広範にわたって的確に行われます。
「まず最初に今日のリーダーを決めましょう。誰に務めてほしいか指してください!」というわけで、今日のリーダーはN君に決定!
今までに進めてきた課題は「スケジュール管理」「次の人が働きやすいよう(利用者さんの)パジャマを整理する」「業務日誌の見直し」「休憩室の改善」「職場の皆で話したい」「笑顔コンテスト」の6つです。
課題を一つずつ確認します。何ができて、何ができていないのか。また、更に改善の余地はないのかなど・・・まずは、1分間でフセン出し。ファシリテーターさんがタイムキーパーになって時間を測ります。
まず、情報整理の一環としてホワイトボードの再活用がテーマに上げられました。それぞれが自分の意見を述べあい議事は進みます。
意見を述べた後、ファシリテーターさんをチラリ…
それはどうでしょうか!と一斉に異論が…(笑)。予定の時間がきて、最後はリーダーN君によって課題がまとめられました。
次は「笑顔コンテスト」の進捗について議論します。この課題を担当しているMさんによって進捗の報告と、担当としての意見が上げられました。
・・・と、ここで「笑顔コンテスト」について簡単にご説明します。これは、『笑顔あふれる、素敵な明るい職場にしよう。』などを目的として、笑顔や挨拶がステキだと思った職員をみんなで選ぼうというコンテスト。利用者さんはもちろん、来場者の方や他事業所職員などが、「ステキ!」と感じた職員のパネルにシールを貼って投票するものです。その結果はいかに・・・それは、追ってご報告しますね!!
そのコンテストですが、「自分から率先して笑顔で挨拶することを意識した」という意識改革につながった意見もあれば、「コンテストだけで終わらせず、今後どのように維持していくかが課題」という問題も提起され、議論は深まっていきます。
「新たな課題も出ましたが、これからの成果が楽しみですネ♪」とファシリテーターさん。
最後に、この半年で自分の何が変わったか。また、メンバーで誰のどこが一番変わったかを、それぞれ聞かせてください!というわけで、テーブルにフセンを貼っていくと・・・
自分の変化では「挨拶を意識するようになった」「間接業務で次の人の思いに立って引き継ぐよう心掛けた」などそれぞれ自己改革がみられたようです!
また他メンバーの変化では、大半の人がMさんについて「積極的に意見を述べるようになった」「いろいろ声をかけ励ましてくれる」などと一致して好評価!みんなから拍手で称えられ、ご本人は顔を赤らめてホロリ(涙)。実は、後方で見守っていた所長も思わずホロリ…
そのようにして、議論と実践を積みながら進めたプロジェクト。
最後にnetを通じて見守ってくれた専門家の方も「この半年で皆さんの成長に寄り添えたことが何よりうれしい!」と感想をいただきました。その言葉にメンバーはもとより、後方にいる所長も何か込み上げたものをこらえているような(?)優しい笑みで、みんなを称えていました!
ファシリテーターさんを迎えた最後のミーティングを終え、みんなで集合写真。「ピースはやめとこ!どないして撮んねん!」とどなたかが急かす中・・・
後列はワーク・ライフ・バランスの頭文字「W」を、前列二人は「ハート」となにやら勘違いされそうな指文字ですが、これまでご指導いただいた方々に感謝の意を込めて記念撮影です。
さて、今回は「働き方改革」という大きなテーマに臨みましたが、まず身の回りからでも、少しずつでも働きやすい職場にできるという自信と、何より解決しようとする姿勢が職場と職員の成長にもつながる、良い連鎖を生んでいくように感じました!2月末の報告会、楽しみです!!