福祉の職場は、低賃金重労働で厳しい職場とイメージされる方も多いと思います。本当なのかな?いいことはないのかな?というわけで、比較的入職歴の浅い職員に集まってもらい、職場について語ってもらいました。
今回集まったのは、入職10年未満で色々な職種、雇用形態の方たち。事業所が多く職員も450人以上になるので、初めてお互い話をしたという人が大半です。最年長KKさんの進行で行った座談会、少しでも名張育成会に興味を持っていただければうれしいです。
<質問です>
(1)転職や入職の動機は?
(2)職場のどういうところに魅力を感じていますか?
(3)最初に悩んだのは何ですか?それは、どのようにして乗り越えましたか?
(4)今の働き方についてどう思いますか?今後、どうなればいいと思いますか?
KKさん>転職5年目、現在生活困窮者への就労訓練などを行っています。
(1)1時間以上かけて通勤した前職では家族と食事をすることも稀でしたが、20年目の節目に家族会議を行い、子どもとの触れあう時間など家族との時間を優先しようと、自宅に近い名張育成会への転職を決意しました。
最初の配属では夜勤もありましたが、それでも家族と過ごせる時間が大幅に増えて、子どもがとても喜んでいます。
(2) 人のためになっている、世の中のためになっていることが、とてもわかりやすい仕事だと思います。普段、感情を表さない利用者さんから「ありがとう」と言われた時など特に、うれしいですね。
また名張育成会の良いところは、色々な意見を上司や先輩が意見を受け入れてくれる場や雰囲気があります。新人の自分を一人前として見てくれる。それにすごくやりがいを感じます。
(3)福祉の経験が全くないので、他の職員が10分ほどで解決するようなことに1時間も2時間もかかり、自分には向いていないのではと悩み、大きなストレスになりました。でも、知らないことを強みに、福祉では当たり前のことでも疑問に思ったことなど提案をしたところ、それを受け入れてくれ、それが利用者さんの笑顔につながりました。あきらめず、前向きに行動することが大切だと思います。
MSさん>新卒3年目、生活支援員として入居者の生活に寄り添っています。
(1) もともと人前に出ることが苦手な性格でした。福祉の大学を卒業し、就活で他の法人も検討したのですが、ブログなどを見ているとすごく楽しそうで、施設でも利用者さんと職員がとても仲良くされているのを見て応募しました。
(2)今まで人前では緊張して何も伝えられないほどでしたが、利用者さんが何事にも一生懸命に取り組んでいる姿を見てパワーをいただき、いつの間にか自然と笑顔で利用者さんと触れ合える自分に変わっていました。利用者さんと心が触れ合える瞬間や、日々新しい自分に出会えることにもやりがいを感じています。
(4)〈成美〉が、三重県ワークライフバランス推進サポート事業に選ばれ、福祉事業所のモデルケースになればと「働き方改革プロジェクト」の一員として、少しでも業務のぜい肉をそぎ落とせないかとか、働き方を変えてゆとりが生まれ、それが仕事に活かされるといった好循環なワークライフバランスが生まれるよう願いながら話し合いを続けています。
MTさん>転職1年目、生活支援員として認知症高齢者の生活に寄り添っています。
(1) 今まで8年間他の施設で働いました。お年寄りの方などを支援する仕事は好きなのですが、マニュアル的な働き方に戸惑いもありました。春に高齢者グループホームひかりがオープンすることを知り、昔から知っていた名張育成会が運用されるということで、家からも近く、新事業で今まで溜めていた自分の想いを反映することができそうだという期待をもって応募しました。
(2) 「我が家」というコンセプト通り、本当の家族のように暮らせていてとても幸せです。 また事あるごとに写真を撮り振り返ってもらうなど、日ごろから脳を刺激するよう小さな工夫でも実行することで利用者さんの笑顔が増え、とても有意義に暮らしています。
YUさん>新卒9年目、現在障害者の就労支援、企業の採用相談などを行っています。
(1)大学で心理学を学びカウンセラーを目指していましたが、精神障害の方との出会いでそういった方に寄り添える福祉を目指そうと思いました。
(2)利用者さんの感情がとても純粋で、生きることの大切さを学ぶことが多いです。また「力」をもらうことでそれが新しい目標となり、やりがいにも通じています。最近では、経験やふれあいを通じて引き出しも多くなり、懐も深くなったと思います。
(3) 入職直後は余裕が無く、利用者さんのためになるというより、段取りをこなすのに精いっぱいで、役に立っていないのではとすごく悩みました。その際、根気強く見守ってくれたセンパイのおかげで経験とともに気付きも増え、今では失敗は成功に繋がるのだと実感しています。
UTさん>パート入職3年目、生活支援員として通所者の日常に寄り添っています。
(1)主人の転勤で初めて名張に来て、何も知らない土地での暮らしで不安な中、子育てなど家庭の事情を考慮いただける職場を探していたところ、名張育成会の募集を知り応募しました。就業条件について色々と相談にのっていただき、見学した今の職場の雰囲気がとても良く、ぜひ働かせてくださいとお願いしました。
(2) 子供の授業参観や様々な行事に合わせて働けていますし、勤務時間など配慮いただいて、とても良い職場だと思います。
(3) 利用者さんの、それぞれの個性や特徴を覚えるのにとても時間がかかり、支援に手間取ったりしまして悩んでいました。しかし、職場の先輩や上司が絶えず声をかけてくれ、気にかけてくれているという安心感が仕事を後押ししてくれました。職員は、みなさんとても優しいと思います。
MJさん>新卒3年目、児童支援員として発達障害児の療育を行っています。
(1)福祉の大学を卒業しました。4回生になるまで子供の支援は考えていなかったのですが、〈ゆうら〉で行った10日間の実習で、子どもと接していることがとても楽しく、また職員の方や子ども達を通じて色々な学びがあり、この子どもたちをもっと知りたい、このような子ども達の支援を通じて、社会の役に立ちたいと思い応募しました。
(2) 職員みんなで考えた活動で発達を促しながら子どもの成長に向き合ことが、この子の将来のためになるのだと思うと、とてもやりがいを感じます。また、研修でデンマークに行かせていただき、今までにできなかった体験ができたことは本当に勉強になりました。このような研修が整っていることも、魅力だと思います。職場はアットホームな環境なので、どんなことでも相談でき、また同期との繋がりも互いに切磋琢磨しつつ頼れる存在としての良さがあります。
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