新入学や新生活など人生の節目になる春。そんな春の訪れは、職員にとっても1年の成長を振り返える節目となる大切な季節です。さて先日、部下の成長ぶりを支える管理職員を対象にした、人事評価者研修を行いました。
人が人を評価するというのは大変難しいですね。評価を通して部下にいかに成長してもらうか、部下をうまくサポートできるよう、評価者としても成長することが大切です。
今回は外部講師をお招きし、評価に偏りが出ない(ブレが出ない)よう、また立場を超えてコンセンサスが取れるようにと、初めて人事評価を行う管理職からベテランまでが隣り合う、テーブルディスカッション方式で行いました。インフルエンザ感染予防として、全員マスク着用が義務付けられました。
まず、個人的な感情、過大化や過小化傾向、直近の印象など、評価する上で陥りやすいエラーを起こさないよう、評価者として自身の傾向を知るためのテストを行いました。自身の傾向を正しく知るために、質問項目を素早くチェックします。う~ん、どっちだろう?などと考えていてはいけません(笑)
4つあるタイプのどれにあてはまるかそれぞれ挙手すると、ほとんどの方が、コミュニケーションスキルは高いが、寛大化傾向に陥りやすいという特徴であることがわかりました。「日ごろ、利用者さんに優しく接するからでしょうね。事業内容と評価者の傾向は近しい関係にあることが多いようです。」なるほど!ただ・・・「それだけではいけません。」とピシャリ!
次に、部下とのコミュニケーションについて、また部下の育成を支えるフィードバックなど2回に分けてテーブルディスカッションを行いました。
部署を超え、センパイ管理職がディスカッションをリードし、新人管理職もついこの間までの体験を元にした意見を述べている様子。このディスカッションだけでも、センパイ管理職としての気付きも色々あるようでした。
「…この場合、どんなことが起きますか?」という課題に、「あるある!なるほど♪」など意見を書き込んでいきますが・・・
テーブルでまとめた結果発表では、講師の鋭い突っ込みが待っていました(笑)
研修のまとめは各テーブルで評価者と被評価者役に扮した二人が、評価に対する互いの思いを話し合うロールプレイングです。代表として選ばれた二人が皆さんの前で発表しましたが、迫真の演技にビックリ!!
さて、半日かけて行った研修会。これからも日ごろのコミュニケーションを深めつつ、部下の育成だけでなく評価者としても成長されることでしょう。皆さんお疲れ様でした!