広報紙MiRAi7月号を発行しました。最新号は、右のリンクボタンからもご覧いただけますよ。ぜひ、ご覧ください。
さて、今月の特集は『みんなが「プラスα」の笑顔になった!リフォームで深まる一人ひとりのケア~ききょうの家~』です。
身体障害を持つ知的障害者のデイサービスとしてスタートしたききょうの家。昭和63年に建築された建物は、ゆうらと並んで名張育成会の中でも最古参!時代も令和になり、支援の柱である身体のケアをより深めようと、リフォームを行いました。
今回は、広報紙には掲載しきれなかった様子を紹介します。まず、間仕切りを撤去して広くなった訓練室での一コマです。
以前は、時計の見える柱のところに壁がありました。ゆったりした部屋で、マットもゆとりをもって敷くことができます。気持ちにもゆとりが生まれました。
マッサージも、気持ち良さそう!
お昼ごはんでは、開け放たれた扉からみんなの様子が伝わり、一体感が出ました。
また収納型パーテーションを用いれば、すぐ目的別の空間に分けれるので、とってもフレキシブルです。
多目的室の部屋全体を見渡せる、システムキッチン。そこでお昼ごはんの準備をしていると、次々と人が寄ってきます。明るく対面式になったキッチンでの会話で、お昼ごはんの楽しみも増えました。
昇降式のテーブルを導入し身長別に高さを変えたことで、それぞれの姿勢も良くなり、食事の介助もしやすくなりました。
食後には、昇降式テーブルをたたんで片づけて、全員半円状に並んで足浴を行います。広い空間に生まれ変わったことでみんなの顔が見渡せ、職員も機動的に動けるようになりました。
足浴が終わり、好きな音楽を聴いて気持ち良~くリラックス!
足浴の次は、サーキットトレーニングを行います。部屋が広く使えるようになったことで、心なしかみんな伸び伸びと躍動的になったようです!
さて、名張育成会の中では車イスの利用者や、重度の身体障害者も多いききょうの家では、理学療法士のアドバイスを受けながら、個別メニューの身体ケアを支援の柱にしています。ご家族との連携で、自分から進んで歩くようになった方や食事の介助が軽微になった方、またトイレで排泄できるようになった方など徐々に成果が生まれました。リフォームでさらに希望が膨らみますね。
裏面は「季節の健康情報」で、熱中症予防を紹介しています。ぜひご覧ください!