〈MiRAi〉広報紙MiRAi1月号を発行しました。

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、広報紙MiRAiご愛読ありがとうございました。本年も引き続きご愛読賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

さて、広報紙MiRAi1月号を発行しました。最新号は、こちらをクリックするとご覧いただけますよ。

令和2年初の特集は、『地域を越え、障害者の支援体制強化に取り組む「こどもライフサポートセンターはーと」が行う三重県委託事業』です。

 

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三重県が各市町村への支援事業として行っている、『地域の障がい児等支援体制機能強化事業』。今年度、「こどもライフサポートセンターはーと」が県からの委託を受け、伊賀市名張市鈴鹿市亀山市の担当エリアでその事業に取り組んでいます。

 

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このブログでは、昨年12月に鈴鹿市で行った、「アセスメントの役割・理解についての研修会」での様子と、参加者アンケートをご紹介します。

今回は、鈴鹿市亀山市の放課後ディサービス、児童発達支援事業所の支援員や相談支援員、支援学校の先生、また市教育委員会など関係者約60名が熱心に耳を傾けていました。

 

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介護福祉分野での『アセスメント』とは、将来にわたって「その人らしい」暮らしが過ごせるよう、その人のことを正しく知る評価のこと。生活の環境や特徴、能力などを確認した上で、今後どのように手をさしのべれば良いのかを示す羅針盤となります。

 

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「今までアセスメントを取ったことがない人」と聞くと約半数の手が上がりました。

「今日はアセスメントの、基本から応用までお伝えしたいと思っています。今日、高めた熱が冷めないうちに、早く事業所で共有するようにしてくださいね!」と呼びかけました。

 

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さて、終了後に行ったアンケートの一部を紹介します。

「アセスメントを漠然ととらえていたが、とても大事だとわかった。」

「アセスメントをとったことがない私にもわかりやすかった。」

「自分のアセスメントでは足りないと気づいた。」

「今まで表面しか見てなかったことがわかりました。」

「今までの自分になかった考え方に感動し、視野が広がりました。」

 

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「アセスメントの情報を更新していく必要性はわかっていたのに、今日のお話でハッとしました。保護者とよく話はしているが、きちんと記録をとれていないことを今すごく反省しています。早速事業所に帰って改善します。」

「もう一度事業所に戻り、見直したい。」

 

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「爪かみを心理要因と捉えがちけど、身体や感覚の要因にもしっかり目を向けなければいけないと改めて感じた。」

「その人のプラス面を見ることが大事。」

「障害の内容で先入観を持たずに接することが大切。」

「子どもの問題と、周囲の環境の問題を分けて考えることが大事」

「何も問題がなかったということを記録しておくことも大事。」

 

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「保護者の方へのお話の引き出し方、ねぎらい方など具体的ですごく参考になりました。」

「心のせい、家庭のせいにしない!とても共感します。そのことで傷ついている保護者は多いです。」

「親と子の意見が違うのは当たり前のことなのに、なんでも障害のせいにしていたことに気づかされました。」

「子ども、保護者の歴史を大切にしてあげること。事業所に帰ってすぐに実践したいです。」

 

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多くのアンケートからは、感動と熱意が感じられました。参加された皆さんにとって、とても実り多い研修会になったようです。この取り組みのように、日々子どもや保護者に接する支援員にも寄り添うことは、とても大切な「支援」であると感じました。また、下記のブログも併せてご覧ください。

社会福祉法人 名張育成会|三重県名張市