名張育成会では、生活支援や相談支援、こども支援や高齢者介護など様々な事業を行っていますが、社会での自立を目指した就労支援もその一つです。その支援を行う「レインボークラブ」が行っている門松づくりは、もう就労訓練の域を越えたプロの技。その作品をご紹介します。
作業者が、感謝の気持ちを形に表したいと始め、昨年末で3年目となった門松づくり。当初は、ネット検索した写真を参考に手探りで作製しましたが、徐々に完成度が上がり、今では完全にプロの技です。
大型の門松は、計6個を作製。サポートセンター(本部)玄関とレインボークラブ入り口、また特別養護老人ホームグランツァ玄関にそれぞれ1対を飾りました。
鉢は、廃カンや使われなくなった漬物樽を利用。また竹、南天は職員が提供し、松は法人の敷地内にあるものを伐採するなど、主要な材料は身近なところから調達しています。
なんと鉢に埋めた砂は、溝掃除で上げた砂を洗い、長期間天日干しして使用。これも、作業者のアイディアなんですよ!
また、同時にミニ門松を35個作製し、普段お世話になっている方などにお配りしました。
このイラストや、書などもすべて、利用者さんや職員の手描きです!
斜めに切るのが最も苦労したという竹の断面は、とても滑らかで艶やか。ここにも、思いがこめられています。
最後は、玄関先でバランスをみながら飾り付け。
その作業姿と門松の完成度の高さに、通りゆく職員や訪問客皆さんから、感謝の言葉が投げられます。「その言葉だけで十分うれしいです!」また明日からの訓練にも思いがこもります!
門松の作製の様子を、MiRAiレポートブログでぜひご覧ください。