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今月は、『パートも正職員も、全職員の可能性を引き出したい!「キャリアパスに応じた研修プログラムの開発」』です。
この夏、働き方改革の一つとして、全職員に対するキャリアパスが制度化され、キャリアを重ねる上で重要になる研修の開発が始まりました。
その研修の先駆けとなるキャリアアップ研修「ステージプラス2020」の様子をご紹介します。
この研修は、次世代のリーダー養成を目的として教育機関に研修プログラムを委託し、東京にある教育機関本部と名張育成会の各事業所をオンラインで結び、月に1日9カ月にわたって行うロングラン研修です。
今回の受講者は12名。朝10時~17時30分までの長時間をかけて行う研修は、今年の1月に始まり、コロナウイルス渦による中止の後6月からオンラインで再開しました。
さて、酷暑の続く8月中旬、朝10時から長い一日が始まりました。
まず1グループ3~4名のグループごとに1ヵ月の気付きを報告し合う、朝の定例ワークで長い一日のスタートです。
続いて午前中は、市川理事長による代表スピーチです。毎回リーダーとしての必要要件を問い、実践的な問題提起がなされます。
ICT化により、それぞれの事業所内に設けられた集中できる環境で、教育を受けることができます。
午後からは、名張育成会の管理職によるゲストスピーチです。
自身の経験を語り、それに耳を傾けることで、リーダーシップの個性に触れる良い機会になります。
画面の向こうでは、12名の受講者と管理職のファシリテーターが真剣に耳を傾けていました。
この研修では毎回課題図書が与えられ、管理職がファシリテーターとなってグループワークで意見交換をします。
課題図書に求めている本質は何か、現場でどのように落とし込むか、毎回読み解く力と創造力が問われます。
グループの意見を引き出すファシリテーター。「○○さんの意見はどうですか?」
職場が異なり、普段会うことのない同僚の意見など、様々な考え方に触れることも重要です。
次に行う講師による講義では、課題ごとに繰り返しグループワークが実施され、その都度ファシリテーターを交えて議論します。
Thinking time…
短時間で考えをまとめて意見を述べなければなりません。
議論を通じ、受講者自身でグループの意見をまとめていきます。
誰にどのような能力が潜んでいるか、どのような課題を与えれば成長していくか、ファシリテーターの役割は重要です。
そして、長かった一日の研修も間もなく終了です。一言ずつ本日の気付きを述べて終わります。お疲れ様でした!
さて、500人を超える職員全員の研修を推進する。それは並大抵ではありませんが、「ステージプラス2020」受講者の眼差しから、その意義の大切さが伺えるようでした。