この春から特別養護老人ホームグランツァで勉強をしていたベトナム人大学生2名が、実習を終え帰国されました。
インターンシップによる留学生として来日していたのは、ランさん(左)とトムさん(右)。
本来は9月初旬にも帰国する予定でしたが、新型コロナ禍による影響で航空便の搭乗枠が取れず帰国を延ばしていたところ、突然搭乗便が確保できたという連絡があり、急いで帰国することになりました。
帰国の途に就く前日、入居者の皆さんに慌ただしく帰国報告をすることになりました。
ベトナムのことをいっぱい教えてくれてありがとう。私もあなたの国に行きたい。向こうで、私の面倒をみてほしい…
僕が、一番世話をかけたと思う。でもいつも優しくしてくれた、本当にありがとう。
いつも一生懸命で、そばにいてくれるだけで元気がもらえました。感謝します。
とにかく日本語が上手になった。ネットもあるから、ベトナムから日本語で、元気の便りを伝えてな!
ベトナムに帰っても、元気でね。日本の記念になるものをと、手ぬぐいを送別の品に手渡しました。
寂しくなるな。でも、忘れへんよ。
『本当の気持ちは、帰りたくありません。でも、ここで学んだことをベトナムで伝えていきたい。皆さんのことは忘れません。本当にお世話になりました。ありがとうございました。』
「一生懸命さを見習いたい」「日本のお母さんを忘れないでね」「またネットで会えることを楽しみにしています」「絶対に、日本に戻ってね!」・・・など、職員からも一人ずつ労いの言葉と別れを惜しむ声が、終わることを知らないように続きました。
ランさん、トムさん、留学中に新型コロナ感染というパンデミックに見舞われ、慣れない文化・風土や言葉の壁で予想以上に苦労されたことと思いますが、お2人の寄り添う姿勢は福祉の原点であったし、その姿から私たちも多くのことを学びました。本当にお疲れ様、そしてありがとう!
ベトナムでの、今後ますますのご活躍を心よりお祈り致します。