開花宣言が心を潤す中、外出を控えている成美寮入居利用者のためにと、名張ロータリークラブ様からカラオケ機器をご寄贈いただき、その贈呈式とオンライン交流会を開きました。
今回は、贈呈式会場となった名張育成会成峯寮地域交流室と、カラオケ機器を設置した成美寮食堂の2ヵ所をオンラインで結び、スクリーンを通してのオンライン開催となりました。
1年がかりで計画され、この春晴れて実現することとなったカラオケ機器の贈呈。
まず贈呈式で名張ロータリークラブ会長淺津英明様から、昭和32年に創設した名張育成会の歴史にも触れ、伊賀圏域における社会福祉に果たしてきた役割を称えていただき、これからの期待を述べていただきました。
スクリーン越しに成美寮の入居者が見守る中、目録が淺津英明会長より名張育成会市川知惠子理事長に手渡されました。
名張育成会設立の話をされた淺津会長のご挨拶に、改めて感慨深いものを感じたという市川理事長。
設立来地域の方に支えられ、コロナ禍の中このようなご厚意をいただき本当に励みになります。入居者の皆は心から歌が好き。このカラオケ機器を活用し、たくさんの幸せを作っていきたい。と謝意を表しました。
感謝と期待に包まれた贈呈式を終え、スクリーンを2画面に切り替えてオンライン交流会の始まりです。
待ちかねたように、早速成美入居者の皆さんが元気な声を披露しました。
名張ロータリークラブの皆様も、歌詞カードを元に口ずさんだり手拍子を取ったりと、一緒に楽しまれています。
交流会は、カラオケの曲の合間に、交流クイズを行ってお互いにより親しみを感じていただくという趣向です。
まず名張ロータリークラブの皆様にお手伝いいただきます。名張ロータリークラブの方が変装した成美職員の写真パネルを持ち、スクリーン越しに成美寮の入居者に見てもらい、どの職員が変装しているのか、成美寮入居者に当ててもらおうというもの。
題して「この職員は誰でしょうクイズ」!
サングラスをしたり、つばの広い帽子をかぶったりして変装していますが、いつも身近に寄り添っている職員です。どの職員かわかるかな~?
「変装しているのはS主任だと思います!」
インタビュアーの笑顔がマスク越しに伺えますが、変装した職員はそのマイクを持った当の本人。このあと、二人の変装した職員を成美寮入居者に当てていただきました。
当ててくれたS職員もホッと安堵したところで、皆でカラオケを披露しました。
あ~やっぱり皆で歌うと気持ちいい!!
続いて成美寮から名張ロータリークラブの皆様に交流クイズの出題です。
この手を上げた女性の特技を当てていただきます。題して「利用者さんの好きなもの、当ててくださいクイズ」。
ん、何だろう???
さあ、会長、おわかりですか?
正解は、絵を描くこと。ヒントをもとに想像を膨らませ、見事正解されました!
次に、スクリーンに映しだされた男性の好きなものは何でしょう?
ヒントをもらいながら、答えをホワイトボードに書いていきます。
最後のヒントで「ミニカー」と書いていただきましたが・・・正解は「トラック」。でも、ほとんど正解ですね!
さて、最後の歌を全員で披露しましょう!
さて、楽しいと時が経つのもアッという間。
最後に、成美寮入居者皆さんから、名張ロータリークラブの皆様へ、お礼のプレゼントを贈ります。
そのプレゼントを成美寮の職員に託し、名張ロータリークラブの皆様がおられる成峯の地域交流室へ走って持って行きます。
プレゼントは、入居者皆さんが作成した草木染めのハンカチです。
「カラオケ機器、大切に使わせていただきます」
「こちらこそ、思いのこもったハンカチを大切に使います!」
締めくくりに、スクリーンに映った成美寮の入居者も一緒になって記念撮影し、盛会のうちに閉会となりました。
表に出ると、雲一つない青空が広がっていました。
ちょうど指をさされたところに、カラオケ機器を設置している成美寮があります。
楽しかったひと時を惜しむように、名張ロータリークラブの方が、窓越しに手を振っておられました。
コロナ禍が終息したら、ぜひご一緒に歌いましょう!!
名張ロータリークラブ様ホームページに記事が掲載されました。
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