名張市百合が丘東にあるワークプレイス栞ギャラリーで、名張市立北中学校*美術部とアトリエ彩とがコラボレーションした作品展、「みんながアーティスト展RAINBOW」が3月末に開催されました。

北中*美術部顧問の吉兼亮教諭から申し出があって実現した、年齢や障害を越えたARTによる交流。
企画展のテーマ「RAINBOW」は、北中美術部員がいくつか提案しアトリエ彩で選んだもの。
北中*とアトリエ彩、現在と未来そして年齢や障害を越えた多様性につながる「虹の懸け橋」になればとの願いが込められています。

互いの感性に触れることで深まる理解や広がる創造性など、美術を通じた交流は文化的価値を向上させ、多様性ある地域の発展を育くむ未来へのカタチとして、期待が高まります。

カフェ輪に来られたお客様もギャラリーに立ち寄られ、交流の意義に感じ入っていました。

北中現2年生3名による、テーマ作品「Rainbow Arts」。学校にあった廃材を利用したリサイクルアートです。
虹が広がり、上っていく様子が表れています!

アトリエ彩アーティストによる合作、たまごをイメージした「何が産まれるかな?」と題したオブジェ。
どのような才能が産まれてくるか楽しみですね。

美術部部長耕田桃花さん(新3年生)は、「わくわくして嬉しい」と作品を通じた交流に、今までにない気づきを得たようです。

今回は、北中美術部部員21人の作品約50点と、アトリエ彩のアーティスト16人の作品約30点が展示されました。

北中*美術部生徒の作品と、アトリエ彩アーティストの作品が隣同士で向き合い、それぞれの作品に語り合っているよう。

若い人らしくスマホフィルムに描いた、それぞれの一瞬を切り取った作品と、紙の絵画コラージュの連作。フレッシュさに溢れていますね。



アトリエ彩のアーティスト作品も、連作でギャラリーを彩っています。


第5回東北障がい者芸術全国公募展に入選歴のある西口武延さん。大胆なタッチと色彩感覚は、とても鮮やかで刺激的です。

数々の作品展に入選し、エイブルアート・カンパニー(※)登録アーティストの山崎智明さん。パステル基調のパターン模様は見る人を温かくします。

北中美術部部長の耕田桃花さん(新3年生)は、「多くのコンテストに入選している作者と肩を並べて展示され、わくわくしてとても嬉しい」。
また吉兼教諭は、「アトリエ彩の作品には息遣いを感じるし、生徒の作品も生き生きして見える。この気づきを今後、発展させていければ」と、抱負を語っていました。

未来へのカタチに向け、虹の懸け橋に向けた取り組みが始まりました。