〈Art〉ヤマモト實・弥生・渉 家族三人展

名張市地域活動支援センターひびきを利用している山本渉さんと、そのご両親による「家族三人展」が、名張市内で開催されました。

 

f:id:ikuseienmirai:20201125001202j:plain自身が抱えてきた精神疾患の苦しみを少しでも地域に理解してもらえればと、積極的な社会活動を行ってきた渉さんでしたが、昨年に頸部脊柱管狭窄症(けいぶせきついかんきょうさくしょう)を発症し、歩行はおろか手も動かせない状況が続きました。

 

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作品に見入るひと時。初日には亀井利克名張市長も来場され、励ましを頂きました。

しかし今年5月に手術を受け、「少しずつ動き始めた手で、自然にペンを走らせていた。」という渉さん。

芸術家である両親とともに、活動再開の証として展示会を開催することにしました。

 

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「絶望②」

ボールペンで細かく刻んだ線を重ねて陰影をつけながら、頭に思い浮かんだままペンを走らせる。下絵や構図のデッサンなどもない、描きなおしが効かないボールペンで、すべてピュアな気持ちを表しています。

「目の表し方がとても気にいっているんです。」そのつぶらな瞳を、社会はどのように感じるのだろう。

 

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棒になった人

邪念を捨ててマントで体力を温め、月の陰りに駆けだすチャンスを伺ってでもいるかのようにも映ります。

まとわりついている二匹の犬は、「まだ行かないの?」「オレも連れて行ってくれよ!」とでも叫んでいるのでしょうか。

 

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「怯える人」

この3カ月、色々なタッチを用い、様々な作風にチャレンジしたといいます。

少し太目のボールペンで臨んだ作品も、「雑に描いているようですが、目の表し方に気を遣いました。」

純白の空間に、象徴的に表われている人間の弱さ。周りの空白が本人に押し寄せるプレッシャーのようにも映りますが、弱さは優しさにも通じるもの。この瞳に、人間が本来持っている優しさをも垣間見るようです。

 

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「線香花火」

「腕を描いていたら、花火が描きたくなって…」描き上がると、ちょっとコミカルな表情の絵に仕上がっていたと言います。

線香花火の光で顔が照らされ、モノトーンなのに温かい色彩を感じますね。

 

f:id:ikuseienmirai:20201125002014j:plain作品について来場者と語り、思いを交換するふれあいは楽しみの一つです。

家族展という、ゆとりの中で自分の作品に向き合うと、主人公がまた違ったメッセージを送ってくるかのよう。それを、次の創作へつないでいくのでしょう。次回作に期待です!

 

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「- not alone - 一人じゃないよ!」

「一人じゃないよ!」・・・三人展、ご家族の愛情と温もりの証ともなったようですね。

素晴らしい展示会でした。

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〈Art〉ギャラリー常設展のご案内

秋の諸行事も慎ましやかに行い、遠出を控えておられる方も多いことでしょう。

カフェ輪となりにあるギャラリーも長く閉館しておりましたが、密を避けた空間で、少しでも心を癒していただければと、アトリエ彩アーティスト常設展として再開することになりました。

 

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先日行われた「第6回東北障がい者芸術全国展」で企業賞を受賞した西口武延さんや、入選を果たした武藤誠さん、また第5回同芸術全国展入選者の的場乃莉華さん、2017年亀山トリエンナーレの参加作家として実力を発揮した菅尾博司さん、2019年三重県障がい者芸術文化祭亀山市長賞に受賞した山崎智さんなどといった、アトリエ彩に集うすべてのアーティスト作品を展示しています。

 

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西口武延さん

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武藤誠さん

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誰もが笑顔で暮らせますように!

作品は、年内いっぱい適時入れ替えて展示します。

また、定期的な空気の入換えなどを行っております。ご来廊の際はカフェ店員に一声おかけ下さい。

 

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ギャラリー栞 名張市百合が丘東9番町290番地

TEL 0595-62-3272(アトリエ彩)11:00~17:00(月~金曜日)・土日祝休館

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〈Study〉名張市立百合が丘小学校5年生83名への社会学習を行いました。

ワークプレイス栞は2012年(平成24年)5月、暮らしの中で交流を生み出すことを目的の一つとした、名張育成会が初めて住宅街にオープンした、多機能型の福祉事業所です。

そして、名張市立百合が丘小学校とはお隣さん同士になります。

 

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ワークプレイス栞は、「働きたい」という意欲のある障害者対して、必要な支援を行ったり就労場所の提供を行う事業のほか、給食配食事業、またアート活動を支えるアトリエやギャラリー、四季の移ろいを感じながら市民の方にくつろいでいただけるカフェがあります。

 

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名張市立百合が丘小学校では、自分たちが住む地域に関心を深め、ともに生活するために必要なことを知る社会学習の一環として、毎年2年生と5年生の児童が事業所を訪れてくれます。

しかし、今年はコロナ禍の影響で、事業所長が代表して学校に伺い、説明を行うことになりました。

 

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5年生への説明は午前と午後に分かれ、まず「ワークプレイス栞って、どんなところ?」というテーマで、事業所の役割や設備、また障害者への取り組みなどを、スライドを使って説明しました。

 

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午後からは、「ワークプレイス栞には、どんな人がいるの?」というテーマで、利用している方について個性や可能性、そして地域で暮らすことの大切さなどの話をしました。

 

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耳をふさいで声を出してごらん。外部の音に敏感な人は、こうして音が聞こえないようにしているんですよ。また、名張育成会を利用している障害のある人は、自分の考えや思っていることをうまく表現できない人や、理解をするのに時間のかかる人が大勢います。

それぞれに暮らし辛さを持っているのだけれど、その人のペースに合わせるなど、私たちの理解と工夫があれば、障害のある人にも暮らしやすい、優しい街ができるんだよ。みんなと同じ名張市民。優しく見守ってください。

 

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熱心に耳を傾け、メモを取る生徒さんたち。

「どんな社会になったらいいんだろう?」そう一生懸命に考える姿が印象的でした。

 

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一通りの説明の後、多くの生徒さんから質問がありました。

『今、一番困っていることは何ですか?』

・・・それは、新型コロナ感染防止への対策です。事業所には、身体の弱い人が多いので、新型コロナに罹患してしまうと重症化して、命に関わることもあります。職員自身の対策も含め、万全の体制で臨んでいます。

 

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『街で見かけたら、利用者さんに声をかけてもいいですか?』

・・・声をかけても良いけど、突然の大きや、後ろから声をかけたりすると驚いてしまうので、優しく声をかけてくださいね。

 

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『ワークプレイス栞で作っているお弁当はどこで食べられていますか?』

・・・銀行、市役所、また歯医者さんなどで働いている人から注文をいただいて、食べてもらっています。

管理栄養士さんが考えたメニューだから、バランスがとってもいいんです。となりにあるカフェ輪のランチでもたべることができますよ!

 

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多くの質問をいただいた後、

『以前、学校の前で話しかけた時、ニッコリ笑ってくれてとてもうれしかったです。そして今日のお話を聞いて、ワークプレイス栞は、利用者さんのことをとても大切にしているんだな。と思いました。』

と、感想を述べてくれた生徒さん。改めて身の引き締まる思いでした。

 

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すべての学習が終わった後、「握手してください!」と、2名の生徒さんが突然駆け寄ってきました。今回の社会学習が、とても勉強になったそうです。

さて、生徒さんたちの素朴な気持ちが街の未来に役立つ、そんな期待が膨らみ、改めて社会学習の大切さを感じました。百合が丘小学校の皆さん、どうもありがとうございました。

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〈MiRAi〉広報紙MiRAi11月号を発行しました。

広報紙MiRAi11月号を発行しました。最新号はこちらをクリックするとご覧いただけますよ。

今月は、『カフェで、ご自宅で・・・やすらいで味わう季節の風味』

Cafe輪、パン工房ういずCAFÉ & GALLERYほっぷ3店舗が贈る、秋から初冬にピッタリなSweets Planのご紹介です。 

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 この季節ならではのオリジナルスイーツと、ヘルシーランチや食卓を彩るデイリースイーツの紹介です。

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やすらいで味わう季節の風味、それぞれに、思いを込めてご提供します。

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Cafe輪の紅葉がとてもキレイです。

皆さまのご来店、ご予約を、心よりお待ちしています!

社会福祉法人 名張育成会|三重県名張市

〈Art〉アトリエ彩のアーティストが第6回Art to You!東北障がい者芸術全国公募展に入選しました。

2015年、東北に眠る宝を掘り起こそうと始まった東北障がい者芸術公募展。昨年より、全国公募展として出品作品を全国に求めた芸術祭が、11月5日(木)~8日(日)に宮城県仙台市で開催されます。(主催:公益社団法人東北障がい者芸術支援機構)

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同公募展のホームページより転載

全国からの公募となった昨年よりアトリエ彩からも数作品を応募し、西口武延さんが2年連続入選、また武藤誠さんが初入選を果たしました。

 

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西口武延(にしぐちたけのぶ)さん「きれいなおねえさん」

 

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ファッション誌「VOGUE」に掲載されている外国人モデルを、ご自身のお姉さんや姪のお嬢さんなど思い浮かべながら描き上げたそう。観る者を楽しい気持ちにさせる、ポップで独特の世界観を創り上げています。

 

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とても穏やかな性格の西口さんは、来年開催予定の3年に一度行われている現代アートの祭典、「亀山トリエンナーレ」の参加作家として選出が決まっています。

 

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武藤誠(むとうまこと)さん「生命体」

 

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大学時代、3ヶ月間のスペイン在留時にプラド美術館へ通い詰め、その近辺でキャンパスに向かっている無名な画家たちに刺激を受けて絵を始めたという武藤さん。

 

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赤青黄の三原色を基調にした絵は、3ヶ月間頭に浮かんだまま命を宿すかのように、50号のキャンパスに塗り重ねたといいます。

入選したお2人には、心よりお祝い申し上げます。さて、これから入選作への、内閣総理大臣賞など各賞の審査が始まります。更なる喜びがもたらされるといいですね!

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〈Xin chào〉グランツァのインターンシップ留学生が実習を終え帰国されました。

この春から特別養護老人ホームグランツァで勉強をしていたベトナム人大学生2名が、実習を終え帰国されました。

インターンシップによる留学生として来日していたのは、ランさん(左)とトムさん(右)。 

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本来は9月初旬にも帰国する予定でしたが、新型コロナ禍による影響で航空便の搭乗枠が取れず帰国を延ばしていたところ、突然搭乗便が確保できたという連絡があり、急いで帰国することになりました。 

 

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帰国の途に就く前日、入居者の皆さんに慌ただしく帰国報告をすることになりました。

 

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ベトナムのことをいっぱい教えてくれてありがとう。私もあなたの国に行きたい。向こうで、私の面倒をみてほしい…

 

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僕が、一番世話をかけたと思う。でもいつも優しくしてくれた、本当にありがとう。

 

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いつも一生懸命で、そばにいてくれるだけで元気がもらえました。感謝します。

 

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とにかく日本語が上手になった。ネットもあるから、ベトナムから日本語で、元気の便りを伝えてな!

 

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ベトナムに帰っても、元気でね。日本の記念になるものをと、手ぬぐいを送別の品に手渡しました。

 

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寂しくなるな。でも、忘れへんよ。


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『本当の気持ちは、帰りたくありません。でも、ここで学んだことをベトナムで伝えていきたい。皆さんのことは忘れません。本当にお世話になりました。ありがとうございました。』

 

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「一生懸命さを見習いたい」「日本のお母さんを忘れないでね」「またネットで会えることを楽しみにしています」「絶対に、日本に戻ってね!」・・・など、職員からも一人ずつ労いの言葉と別れを惜しむ声が、終わることを知らないように続きました。

 

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ランさん、トムさん、留学中に新型コロナ感染というパンデミックに見舞われ、慣れない文化・風土や言葉の壁で予想以上に苦労されたことと思いますが、お2人の寄り添う姿勢は福祉の原点であったし、その姿から私たちも多くのことを学びました。本当にお疲れ様、そしてありがとう!

ベトナムでの、今後ますますのご活躍を心よりお祈り致します。

 

 

〈MiRAi〉広報紙MiRAi10月号を発行しました。

広報紙MiRAi10月号を発行しました。最新号はこちらをクリックするとご覧いただけますよ。

今月は、『「三重県ICT導入モデル事業」補助金の交付で、ICT化を加速!』です。

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ICTとは、携帯電話やインターネットを通じた「情報通信技術」のこと。

三重県では、障害福祉サービス分野でのICT化を支援しようと令和2年度補正予算が実施され、名張育成会では、その補助金を活用したICT化への整備を進めています。

 

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ICT化の整備によってなされた代表的な活用例が、オンライン面談です。

 

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特別養護老人ホームグランツァではいち早くICT化に取り組み、オンライン面談数はすでに100件を超える実績を持っています。

 

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またういずでは、送迎時での日々の検温をオンライン化し、業務の迅速化とバイタル管理に活かしています。

それ以外にも、法人研修のキャリアアップ研修「ステージプラス2020・・・

(ブログ)〈MiRAi〉広報紙MiRAi9月号を発行しました。 - MiRAiのブログ

グランツァと虹の丘こども園をリモートで結んだ「敬老祝賀会」・・・

(ブログ)〈Event〉リモートで結んだ「敬老祝賀会」~みはた虹の丘こども園とグランツァ - MiRAiのブログ

(ブログ)〈Event〉リモートで結んだ「敬老祝賀会」~グランツァとみはた虹の丘こども園 - MiRAiのブログ

就活生に向けた職場説明会や面談のオンライン化など、

(ブログ)〈MiRAi〉広報紙MiRAi7月号を発行しました。 - MiRAiのブログ

 名張育成会はICTでも先駆的な役割を果たし、地域の活性化に寄与するとともに、より最適な福祉サービスの提供に努めてまいります。