〈MiRAi〉広報紙MiRAi新春1月号を発行しました。

あけましておめでとうございます。本年もどうか宜しくお願いいたします。

さて、広報紙MiRAi1月号を発行しました。最新号はをクリックすればご覧いただけますよ。

1月号は新春企画にふさわしく特別養護老人ホームグランツァ新しいキャリアとして歩み始めた、中途採用者二人を紹介しています。

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昨年6月入職の東さん(左)と、10月入職の鍋本さん(右)それぞれの抱負を伺いました。このブログでは、紙面で紹介できなかった写真やエピソードをご紹介して行きます。

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(感染予防に気を配った上でマスクを外して撮影しています。)

「前職で右手に障がいが残る大ケガを負い、リハビリ中はずっと引きこもっていました。」という東さん。

そこまで記事にしていいの?と尋ねると「引きこもっていた人間でも、人に向き合うことで元気になれることを伝えてほしい!」と明るく語ってくれました。

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鍋本さんは、前職が金融商品の営業マン。「気が弱く話下手なので、ずいぶん悩みました。」自分の性格に向いている職業を探している時、お姉さんの勧めで福祉の道へ進むことに。

「目を見ているだけで気持ちが伝わってきます。」と性格そのままに穏やかに語ってくれる表情には、充実感が漂っていました。

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家でお茶なんか入れたことなかったけど、今では利用者一人ひとりの好みに合わせて、湯温にも気を配るようになった。

「それだけのことですけど、成長したと思います。」

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「職場の先輩に教えてもらうことが多く、まだまだこれからです。」

今は覚えないといけないことも多いだろうが、その優しい性格をベースにして様々な経験を積んでほしい。と先輩から励まされていました。

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「おばあちゃん、写真撮るよー!」と、どこまでも明るい。「だって、我が家ですから、明るい方がいいでしょ!」・・・大切ですね!

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「お年寄りって、様々な経験を積んで人生を歩んで来られたじゃないですか。若い人には、もっとこの職業の奥深さを知ってほしいです!」と東さんと鍋本さんが最後に語ってくれました。これからの二人の成長ぶりが楽しみですね!!

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最後は、兄貴のような存在です!という田浦所長を囲んでインタビュー。

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〈MiRAi〉新年のご挨拶

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新年明けましておめでとうございます。

日頃より、名張育成会広報紙MIRAI、ブログMiRAi、ブログMIRAIレポートなど広報媒体をご愛読いただき、誠にありがとうございます。

2022年も新型コロナウィルス感染症の影響が続く見通しではございますが、こんな状況だからこそ、広報担当として広報紙やブログ、twitterなどで皆様に楽しんでいただける情報をお届けできるように頑張ります。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

社会福祉法人名張育成会広報委員長川出将規

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〈MiRAi〉2021年のご愛読ありがとうございました。

この1年のご愛読を心より感謝致します。

緊急事態宣言中はもとより、利用者はじめ職員の安全を第一とするために取材も進まず、ブログ投稿が滞り気味でありましたこと、深くお詫び申し上げます。

ただ、それでもそれでも多くの方にご覧いただきました。年末から編集員を増員し、取材体制を整い始めておりますので、多くの方に少しずつでもご理解を進めていただきたく、引き続きご愛読賜りますようお願い申し上げます。

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社会福祉法人名張育成会広報委員一同

〈Art〉彩のアーティスト作品、受賞ラッシュです!

暮れも押し迫る12月。寒い日が続きますが、アトリエ彩にはうれしいニュースが届いています。3つの公募展での、受賞の知らせです。それも、5人のアーティストが6つの作品で入選や受賞を果たすという“朗報ラッシュ”!

順を追ってご紹介しましょう。

 

まずはこちら。

10月に開かれた「第七回東北障がい者芸術文化祭art to you」で、

菅尾博司さんの『水牛』企業賞(クリーン&クリーン賞)を受賞しました。

 

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原画は全国巡回中のため、記録写真となります。

手すきの和紙に墨で描いた水牛の、精緻なタッチと力強いフォルムに圧倒されます。

作品は現在、全国各地を巡回中で、実物が戻ってくるのは来年の夏を過ぎてからになるのだとか。

実物を見られる日をお楽しみに!

 

お次はこちら。

同じく10月開催の「アートパラ深川メインビジュアル大賞」で、なんと4人の作品が入選しました

入選その① 菅尾博司さんの『阿吽(あうん)』

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菅尾さんは前出の『水牛』とのダブル受賞。

細い筆に墨をつけ、下書きなしで描いていきます。一日に進む面積はこぶし大くらい。鬼瓦がモチーフだという『阿吽』も、じっくりと時間をかけて描き上げた作品です。

 

 

入選その② 盛岡誠さんの『マンハッタン街』

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黒の画用紙に色や形がさまざまな紙やシールをコラージュ。印象的でリズミカルな画面ができあがりました。

色とりどりのペンで黙々と描く言葉や記号たちも、並んでいたり飛び出したり。見ていると楽しい気分にさせられます。

 

 

入選その③ 山崎智明さんの『自転車』

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丸いシールを使って好きな形を作っていく手法で自転車を表現した山崎さん。

大胆に一色。シンプルで形の面白さが際立つ作品となりました。

入選とは別に、会場を訪れた人の投票で上位に入り、「みんなが大賞」の賞状も贈られました。

 

 

入選その④ 武藤誠さんの『天地』

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気持ちのおもむくままに墨の筆を走らせ、アクリル絵の具で色を付けました。短時間で一気に仕上げたといいます。

筆を指で弾いたという絵の具のしぶきもあいまって、躍動感あふれる作品です。

 

 

そして締めくくりは最新情報のこちら。

12月初めに開催された「三重県障がい者芸術文化祭」で、

的場乃莉華さんの『ののはな』津市長賞に輝きました。

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勢いのあるタッチで折り重なるように書いた「ののはな」の文字。文字でありながら、野の花が群生しているかのようなイメージが湧き上がってくる作品ですね!

 

以上、今年の受賞作品をご紹介しました。

 

コロナ禍の終わりが見えず、閉塞感を感じることも多かった今年。それでもアトリエ彩のアーティストたちは作品の中で、感性の翼をのびのびと羽ばたかせていました。

受賞は作品が素晴らしいという評価であり、最高に喜ばしいことです。でも、「それがどうしたの」とばかりに、また黙々と作品という小宇宙に戻っていく彼ら。その姿に、真のご褒美は「アートする行為そのもの」の中にあるのだなあと感じました。

 

今日もアトリエ彩では、アーティストそれぞれに固有の時間が、静かにゆったりと流れています。

 

隣接のギャラリーは現在、お休み中です。

またの開館をお楽しみに。

 

 

アトリエ彩のインスタグラム

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〈Study〉「伝道師になれ!」 〜ステージプラス2021 修了式〜

秋も深まる11月下旬、名張育成会の法人職員向け研修「ステージプラス2021」の修了式・表彰式特別養護老人ホーム「グランツァ」の地域交流室で開催されました。

小雨の降る肌寒い日でしたが、会場は8人の修了生の熱気と、理事長はじめ法人職員やオンラインでつないだ各施設の施設長らのエールにあふれ、寒さを吹き飛ばす輝かしい式となりました。

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集合写真は、感染予防に気を配ったうえでマスクを外して撮影しています。

この研修は、次世代のリーダー養成を目的として教育機関に研修プログラムを委託し、9カ月間かけて行われるロングラン研修です。今年の受講生は8人。月に1日、オンラインも使いながら研修を重ねてきた集大成がこの日でした。

 

午前中は市川知恵子理事長からの講話があり、研修を終える8人へのはなむけとして、「伝道師になれ!」の言葉が贈られました。

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「法人の歴史や理念、自分の言葉で語ること、思いの大切さ、学ぶことの大切さ、つながる大切さ…ここで学んだ事は、自分一人の成長のためではない。周りを巻き込みリードして、『チーム』を作る人になることをあなたたちに期待している。自分の言葉で理念とビジョンを語り伝える、『伝道師』になってほしい。」との熱いエールに、修了生たちは真剣に聞き入っていました。

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心に留めたいことはメモを取りながら…

 

午後からは、研修の集大成として、修了生一人ひとりが「3年後の理想像」をテーマにプレゼンを行いました。

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「3年後、私は支援のスペシャリストになる!」

「3年度、私がリードして同僚と方向性を合わせ助け合う!」

「3年後、利用者満足度100パーセントへ!」

自ら作成した資料を大画面に映し、緊張しながらも堂々と発表していく修了生たち。

内容は自分自身のブラッシュアップからチーム作り、法人や施設全体の方向性に至るまでさまざまで、それぞれの真摯な思いを反映したものでした。

個性あふれるプレゼンに、会場が笑いや感動に包まれるシーンも

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オンラインで各施設をつなぎ、直属の上司らも見守ります

プレゼン発表に対して各人に関わりの深い上司から、普段の頑張りなども含めてねぎらいと期待の言葉が寄せられました。また理事長も全体を講評し「とてもよくできていた」と称えました。

 

最後に表彰式と修了式です。

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ライトやBGMも駆使した演出で華々しく!

まず、その場にいた全員の投票で選ばれたプレゼンテーション最優秀賞

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続いて、研修を通して積極的に参加し取り組んだ人に贈られる優秀賞と、

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同じく最優秀賞

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それぞれに賞状と盾が手渡されました。

 

そして全員が修了証書とプレゼントの本を受け取りました。

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おめでとうございます!

 

研修期間は、1カ月に1冊の本を読むことや、各回の終わりに自分の目標を設定して実践、次回のはじめにそれを評価するなどの「課題」をこなした8人。

日常業務に加えての課題にはさぞかし苦労したと思われます。それをやり通したことへのすがすがしさだけでなく、「本は読み続けたい」「実践目標と評価を自分で続けていく」といった、今後への意欲みなぎる様子が心を打ちました。

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研修の最終日でもあるこの日、振り返りのグループワークなども通常通り行われました。

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研修では発表者に対しての「フィードバック」(感想やアドバイスを返すこと)も必ずします。 こうして思考力や発言力を鍛えていくんですね!

事業所やサービス種類の壁を越えながらも、同じ法人の職員同士で学びあうことができる研修は、伊賀地域に22の事業所を持つ名張育成会だからこそできる取り組みであり、地域の中で光っています。

ステージプラス2021の修了生たちは今後、それぞれの持ち場で周りの職員をけん引していく存在となっていくでしょう。

そう!

自分の言葉でミッションとビジョンを語る、「伝道師」として。

 

 

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〈MiRAi〉広報紙MiRAi12月号を発行しました。

2021年の締めくくり師走に入りました。昨年に続きコロナ禍に明け、コロナ禍に暮れる1年でしたが、色々な制限、制約があった中でも、最後は明るい年の瀬にしたいものですね。

さて、広報紙MiRAi12月号を発行しました。最新号はこちらをクリックすればご覧いただけますよ。

12月号は、「ディセンターういず」が取り組んでいる「口腔ケア」を取上げています。

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お口の健康は歯とハグキの問題だけでなく、味覚が戻って食欲が出る、口と舌の動きが良くなり滑舌が改善する、お口周りの筋肉がほぐれて笑顔が増えるなど、食べたり話したりする日常の生活に直結しています。

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また認知機能身体機能など、全身の健康とも密接に関係していると言われています。

そこで「ディセンターういず」では、5年前より「口腔ケア」に取り組んでいます。

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口腔ケアは、毎回歯のお話で始まります。

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お昼ごはん前、あごを刺激して唾液を促す「唾液腺マッサージ」

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あごを両手で包んで持ち上げるように~

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ギュッギュッとしっかり押せていますね!!

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そして、童謡に合わせて舌を上下左右に動かす「口腔体操」

お食事の後は、もちろん皆さんしっかり歯磨きです。

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壁に貼った磨き方を見ながら、順序良く丁寧に!

それだけじゃなく、ご家族の方にも口腔ケアの理解を広げようと、「口腔ケア通信」をほぼ毎月発行し、周りの方皆さんで取り組んでいただけるようにしているんですよ!

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毎月、お役に立つ情報で満載です!

また、夜には専門家を招いて定期的な研修を行い、スキルの向上に努めています!!

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このような地道な取り組みを続けることで、利用者さんのお口の健康を見守っています!!

皆さんも、口腔ケア意識しましょうね。

www.n-ikuseien.jp