〈MiRAi〉ピュアなアートを生み続け、多様な個性で活躍広がる「アトリエ彩」

2011年にほんの数名でスタートしたアトリエ彩。今では25名もの方が創作を重ね、名張育成会の重要な芸術創造・発信拠点に成長しています。そんな、ピュアなアートを生み続ける無限の空間「アトリエ彩」を特集しています。

令和4年度三重県障がい者芸術文化祭で、菅尾博司さんが最高賞となる三重県知事賞(絵画部門)を、河本晃司さんが実行委員会長賞(書道部門)を受賞。また、アートパラ深川2022では、武藤誠さんがフェスティバルパートナー賞を受賞するなど近年様々な作品展での受賞が続いています。

 

創作作家の活動の様子を紹介します。

<菅尾博司さん>

並外れた記憶力と想像力で、様々な作品を緻密な文様で模写。独特の世界感が広がります。

今は、ロダン「考える人」を模写中です!

 

<河本晃司さん>

難しいことを考えず思い切りの良さが持ち味の河本さんは、令和2年三重県障がい者芸術文化祭で、最高賞となる三重県知事賞(書道部門)を受賞。今後の活躍が期待されます。

 

<西口武延さん>

ピカソは晩年になって「ようやく子供のような絵が描けるようになった」と言っていますが、西口さんの描写には捉われのない素直さが色彩や筆致に表れていて、絵のある空間が明るくなります。

 

<山﨑智明さん>

乗り物のパターン画はポエムの世界。作品一つひとつに物語があり、温かい言葉に包まれているかのよう。アトリエ彩唯一のエイブルアートジャパンの登録作家。トヨタなど企業とのコラボ作品も多数です。

 

<服部文香さん>

折り紙を親指ほどに折り、透明テープで貼った文様はまるでタイルアート。厚く丸い、一つひとつ個性ある折り目に光が反射すると、水面に立ったさざ波のようにも映ります。

 

<富所真一さん>

とっても若いアトリエのホープ。昆虫や魚といった生き物の特徴を、ビビットな色使いでポストカードに表現。ユーモラスな表情と相まって、とっても心が和みます。   

作品が机の隅に積み上がっています。もちろんこれ以外にもストックされた作品がいっぱい。描くほどに夢が広がるのでしょうね!

 

絵画部門のアトリエ内部。この部屋以外にも個性に合わせて幾つかに分かれ、今では25名の方が活動しています。

関連ブログもご覧くださいね!

インスタグラムで作品の発信をしています!!

https://www.instagram.com/atelier_sai_n/

どうぞよろしくお願いいたします。

〈MiRAi〉シニアの人生経験は職場の「宝」

早いものでもう2月・・・なんて、毎年のように呟いている気がします。時の経つのは早いものですね。

でも、そんな「時」を十分に積み上げたシニアの方たちのご活躍には目を見張るものがあります。そう、広報紙2月号は、そのような人生経験豊富な大センパイたちの活躍ぶりを特集しました。

紙面上では一部の方のみの紹介ですが、皆さんの職場や身の回りにおられるシニアたちのお話に、もっと耳を傾けてみませんか。

  • 子どもの成長は生きがい!ベテランだからこその視点
  • 様々な困難を乗り越え積み上げてきた社会経験。
  • ヘルパーが大好き!明るく前向きな姿勢。

それぞれが、その方の人生にとって「宝」、そして周りを囲む方にとっても「宝の源泉」になるのかもしれませんね。

さて、シニアの皆さんは、セカンドライフを福祉や教育・保育の世界で活かし、ワークライフバランスを保ちながら元気に勤めておられます。

そんな職場が名張育成会にはたくさんあります。セカンドライフを充実させたい!」そのようにお考えの方は、ぜひ名張育成会のドアをたたいてください。お待ちしております!

電話:0595-65-0271(担当:西浦、川出)

シニアの方々、いつまでもお元気でご活躍ください!

〈MiRAi〉みんなでTSUNAGU(つなぐ)どんぐりプロジェクト

あけましておめでとうございます。

昨年、広報紙MiRAiをご愛読いただきありがとうございました。本年も、名張育成会の隠れた話題、ホットなニュースをお届けします。どうか宜しくお願い致します。

さて、広報紙1月号の特集は、どんぐりを育てて里山に植樹し、将来にわたった自然共存に繋げようと始めた取り組み名張育成会TSUNAGU(つなぐ)どんぐりプロジェクト」をお届けします。

きっかけは、名張育成会を支援いただいている方からいただいた、林業と福祉の連携についての学び機会。

そこで初めて里山の事を知り、地域と自然の共存について考えるように。そして振り返ると、名張育成会にはたくさんの自然が広がっていることに気づきました。

名張育成会の雑木林にあるコナラ

みはた虹の丘こども園では、マツバシイなどがどんぐりの実をつけています

そして地域の方からもお手伝いいただく支援の輪が広がっていきました。

たくさんのどんぐりの実を提供いただいた、春日の森

力強いボランティア山本剛さん(左)と山名産業の久保貴洋さん(右)

この小さな芽が大きくなるように、皆さんのお力をいただきながらプロジェクトを育ててまいります。もしよろしければご支援ください。

 

〈Thanks〉1年間、ありがとうございました。

いよいよ晦日、2022年も今日で終わりとなります。皆さんにとって2022年はどのような年でしたか。

振り返れば、コロナに始まりコロナに終わる、進歩や成長?したようなしてないような…と、ちょっと不安にもなりますが、12月度広報委員会で一年間の振り返りを伺うと、全員がそれぞれに気付きを得て、自らの成長を感じ取ったようです。

そのいくつかを紹介しましょう。

掲載する写真を全員で見ながら支援を振り返り今後の活動に活かすようになりました。

仲間の個性の再発見になり、職場の新しいコミュニケーション作りに繋がりました。

他事業所委員との意見交換を通じ、福祉の魅力について深く考えるようになりました。

そして・・・

『広報委員になって、広報が大切なものだとわかった。来年、さらに頑張ろうと思います!!』

 

最後に吉報を一つ。先日12月23日・24日に四日市で開催された三重県障がい者芸術文化祭」にて、菅尾博司さん「星月夜」(左)三重県知事賞を、河本晃司さん「風林火山(右)実行委員会長賞を受賞しました。

また来年、詳しくお伝えします!お楽しみに!!

 

では皆さん、一年間、どうもありがとうございました。どうか良いお年をお迎えください。

 

〈Art〉アトリエ彩「武藤誠」さん+「KEENJAPAN」コラボTシャツ

アウトドア靴ブランド「KEENJAPAN(本社アメリカ)」イベント用Tシャツのデザインに、アトリエ彩を拠点に活躍している武藤誠さんの作品が採用され、オンラインショップで販売されています。

(写真のコメントは、KEENJAPANからのコメント抜粋です)

公式オンラインショップ:アートパラ フカガワ ティー 140

『タイトル:天と地』

武藤さんの作品コメントです。『影響を受けているアーティストの作品からインスパイアしました。日頃からそのアーティストの作品に対してエネルギーを感じています。自身の心の中にある「不安」や「孤独」、それらと対峙するように「希望」「光」が入り混じっているように感じる作品となりました。』

 

また、今年10月に開催された「アートパラ深川2022」においても、武藤さんの作品『駆ける』トーヨーカネテツ(株)フェスティバルパートナー賞」を受賞しました。

武藤さんのアヴァンギャルドな表現には、何か哲学的なエネルギーを感じます。色彩一つひとつに個性があり、心に映った様々な葛藤や安楽が投影されているようです。

誰にも師事したことがないという武藤さんの作品は、捉われるもののない生のままの芸術「アールブリュット」そのものですね。

今後の活躍が期待されます。