入所施設として、知的障害者の暮らしに寄り添っている成美は昨年、三重県で働き方改革を推進する「2017年度三重県ワーク・ライフ・バランス推進サポート事業所」に選ばれ、本年度「自分たちで働き方を変えていこう!自分たちで良い職場環境を作ろう!」という取り組みをしています。
働き方改革は制度作りではなく、身近なところから変えていくことが大切です。その一つが、「OLD・NEW・CAFÉ」とネーミングした、気軽に参加できる茶話会形式の、ミーティングの開催。
職員会議は出席人数も多く、時間の制約など全員の意見をまとめるのも大変なのですが、お菓子を食べながら行う少人数でのホンネトークでは、見逃されがちな身の回りの細かい課題を浮き彫りにしたりと、かゆいところに手が届くような話し合いがなされています。このように、わきあいあいとした雰囲気!
この日も、参加者が感じた日常の課題を一つひとつ取り上げて、どのようにして解決に導くかを意見交換しました。まずポストイットカードに各自が課題や疑問を記入し、何をどの順番で話し合うかを全員で決めます。まずはみかんでもむきながら、あわてないあわてない♪
最初は、リネン現場で感じた疑問について意見交換することにしました。
『事件は現場で起きているんだ!』その昔、このようなセリフの映画がありましたが、まさしくリネン現場で感じた疑問は、その場に居合わせた職員が感じた、「マニュアル」ではフォローしきれない課題かもしれません!
先輩、後輩関係なく、出席者全員が、それぞれの意見を述べあいます。中には、女性ならではの視点や、入職間もないがゆえの悩みやストレートな意見など、より良い職場づくりのhintがいっぱい詰まっているように思いました。
時には「女子会」の開催もされるとのこと。さぞ、盛り上がったでしょうね!!さて、「OLD・NEW・CAFÉ」は、身近な課題なら自分たちでも解決できるという「職場の元気を作るコミュニケーション」になっています。今日も身近な課題がひとつ解決され、そうやって少しずつ職場改善が進んでいます。