毎日暑いですね!さて、前回の広報紙MiRAi8月号特集ご紹介に引き続いて、第44回三家連精神保健福祉大会をご紹介します。
オレンジヴォイスによるオープニングコーラスが終わり、エントランスホールに出てみました。好調な売れ行きに笑顔が輝きます!
さて、笑福亭松枝氏の記念講演です。お題目は「笑いのヒミツ」。(公社)上方落語協会理事を務める氏は、ネタを通じて様々な啓発も行っています。今回も、寄席にかけて「技も大事、個性も大事、笑顔が大事」とつかみから、うんうんと思わず納得!そのあと、「人はなぜ笑う、なぜ笑わない」「笑いの4パターン」など、笑いにまつわるお話を軽妙洒脱にいただきました。
もちろん会場は笑いの渦!
そんな中、「正解は一つじゃない」「人の数だけ答えはある」「誰でも少数派になりうる」など含蓄あるメッセージに、笑う都度うなずきます。
またオープニングで披露したオレンジヴォイスのコーラスをひきあいに、「さっき、歌の発表を聞いて私も色々考えた。知ろうとしないのが一番悲しい。どうせ完全にはわからない。知ろうとするだけでいい。」
そう、今回のテーマは『私たちのことを知ってください』。ありがたいお話でした。
休憩をはさんで、いがなばりピアサポーターとお笑い芸人トラッシュスターが対談するコラボ企画です。出番を前に、プロのトラッシュスターも少し緊張している様子。
しかしそこはプロ!!司会者が名前を呼ぶと、いっきにスイッチが入ります!
そんな彼らを目の当たりにして、コラボ企画に出演するピアサポーターの面々も「さすがだな~!」。対談まで、2人の漫才に聞き入っていました。
いがなばりピアサポーターとトラッシュスターとのコラボは今日で2回目。「仲間・支えあうことの大切さ」という話題で、前回にも増して最初から息のあったところを披露していました。
トラッシュスターの伊藤さん(左端)は吃音症、中山さん(左から2番目)はうつ病と、2人とも病気に向き合いつつ、お互い支え合いながら漫才師として活躍している様子は、何より私たちの励みにもなります。
さて、対談はピアサポーターの質問に、当事者であるトラッシュスターの2人が答えていくというもの。
「人前で話すときに緊張するのですが・・・」
『相方の緊張をほぐすうちに、気が付いたら自分の緊張がほぐれています!』
『ウソつきなさい!』と、間髪入れず突っ込みが(笑)
「お2人はどのように支え合っていますか?」
『吃音症の相方が言葉に詰まったら、前に出てすぐ代弁します!おかげでアドリブが上手くなりました!!』ピアサポーターも、我を忘れて大笑い!!
ピアサポーターが一人ずつ質問し、それを一つひとつ笑いに転じながらわかりやすく答えてくれたトラッシュスターの2人。当事者同士だから明かせる対談は、今回も大いに盛り上がりました!
無事対談企画が終わり、『いや~、台本にない対応をされたので、吃音症が出ました!』『それ、オレのことじゃない?』など、舞台裏でもネタを演じながらピアサポーターに声をかけ、みんなを労うトラッシュスター。笑いの中にも優しさが溢れていますね!
さあ、プログラムも大詰め。エンディングコーラスは「Happy Heat Singers」の皆さん。上野病院第2ケアセンターの歌唱プログラムから誕生したコーラスグループです。誰もが知っている「あの素晴らしい愛をもう一度」「翼をください」「明日があるさ」3曲を披露し、会場からも歌声が響いていました。
エンディングを飾り記念撮影。皆さん、満面の笑みです!お疲れ様でした!!
最後に、家族会より「私たちは、これからも障がいのある人が必要とする制度や施策の充実・発展に向けての働きかけや、障がいのある人もない人も同じひとりの人間であるというバリアフリーの推進を継続していくことをここに宣言します。(抜粋)」と大会宣言がなされ、盛会の内に閉会しました。
すべてのプログラムがおわり、下りてくる幕にホッと一息つく司会者のYさん、Mさん。間もなく、長かった今日までの道のりを終え、明日からまた新しい道が始まります!
出口では、お越しいただいた皆さんに感謝をするとともに、皆さんからは開会運営への労いの言葉をいただきました。本当にありがとうございました。
すべて終わり、充実感でいっぱいの、いがなばりピアサポーターの皆さん。本当にお疲れ様でした!