〈Project〉5月19日の開催に向け、「園まつり実行委員会」が始まりました!

名張育成会は年に2回、地域に開放した大イベントを主催します。その内の一つ、5月に開く「園まつり」の実行委員会が始まりました。今回は、その第2回実行委員会の様子をご案内します。

 

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実行委員長はTKクン。「笑顔を広げたい!」と日々知的障害者に寄り添っている、転職4年目になるホープです!

 

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実行委員は、各施設より自薦、他薦で選出されます。20以上ある事業所、職員も約500人と大所帯ですので、この実行委員会でお互い初めて話をする職員も出てきます。そういう意味では、職員交流の良い場ともなっているのです。

 

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この日は、園まつりの概要を決めました。まず歌やショーなど、どんなパフォーマンス企画を行うのか、どんな仕掛けで来場者に楽しんでいただくかを検討しました。「来場者参加型の催し(具体的なアイディアなのですが、現時点ではナイショ。すいません・・・)などいかがでしょう?」「おっ、それはいいかも!」など、盛り上がっています。

 

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続いて、出店いただく模擬店やその位置取りを検討しました。「去年は雨で、冷たいものが売れませんでしたね…」「でも、冷たいスイーツは食べたい!」「冷凍マグロはいかが?」「なんでやねん。ピシッ!」などなど、皆さん好きなものを目に浮かべているようでした。

 

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最後に、チラシの検討です。誰もが親しみを感じ、来場しやすいお祭りのイメージを持ってもらうことが必要です。職員が考えた何案ものデザインから、ひとつを選びます。う~ん、迷ってしまいますね!

 

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多数決でデザインも決まりました。

今回の実行委員会でたくさんの大事なことが決まり、今年の園まつりの大枠が見えてきました!今後も企画の詰めや模擬店の出店調整、景品の準備などやることは山盛りですが、当日少しでも皆さんに笑顔を広げたいと、力を合わせて準備を進めていきたいと思います。どうか宜しくお願いいたします。

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〈Training〉中途採用職員フォロー研修を行いました

先日人事課主催で、採用後1ヶ月~半年を経過した中途採用職員さん達をフォローする研修会を行いました

 

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中途採用職員は新卒採用職員とは異なり、年齢や経験、また生活環境や就労目的が様々です。当然、仕事に対する悩みも多岐にわたります。このフォロー研修は、中途採用職員同士の交流や親睦を図るとともに、働き甲斐のある日々が送れるようサポートする一環として、年2回行っています。

 

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今回は、昨年 7月から 12 月までに入職した職員を対象に行いました。まずテーブルごとに、プライベート天気図、仕事天気図や、ここ1~2カ月で嬉しかった出来事を交えながら自己紹介です。

 

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打ち解けたところで、テーブルディスカッションを始めます。各自の持つ不安や困りごと、仕事への取り組み方、諸規則への不明点などを話し合い、どんな内容だったか後にテーブルごとに発表します。

 

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まずテーマに沿って自分の意見を15分で用紙にまとめます。実は、この15分でまとめるというのが、ちょっとしたアタマの体操になるのですって!

 

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そしていよいよ話し合いです。各テーブルとも話が弾んでいますね!お互いの悩みを共有し、悩んでいるのは自分ひとりじゃないということを、話し合いの中で発見します。

 

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職場の特徴や、職種の役割、立場、またそれまでの経験によって悩みは様々です。

 

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その場で解決はできなくても、それぞれの話に耳を傾けることは大切ですね。何より連帯感も生まれます。

 

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そして、テーブルごとに発表です。利用者さんとなかなかコミュニケーションが取れない。グループホームは一人支援なので不安な時がある。まだ職場のコミュニティに入っていけない。また諸規則での不明点では、公休の取り方について説明が欲しい。などなど、いろいろ悩みや不安は尽きないようですね。

 

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解決の糸口を探りましょう。例えば、利用者さんとなかなかコミュニケーションが取れない・・・利用者さんは気持ちを上手く表現できず、身体を使って意思表示している方が多いのです。その気持ちをほんのわずかでも理解するための演習として、まず手を叩いてもらいます。

 

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そして、自分の気持ちが通じたときにだけ手を叩くのを止める。(この場合は、取ってほしい物を指した時に手を止める。)言葉を使わず意思を伝えることがどれだけ難しいか、すこしでも理解いただけたでしょうか。

根気はいりますが、お互い信頼を重ねるということにマニュアルはありません。コミュニケーションが取れない原因を自ら探っていくことも大切なことです。でも、利用者さんが興奮しているようだったら、一旦離れて場の雰囲気を変えましょう。

 

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諸規則については、まだ就業日数が少ないこともあって不明点も少ないようですが、ここでは唯一不明点としてあがった、労働日数と公休の関係について説明しました。

 

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研修の締めとして、法人のDNAを感じてもらう意味も込め、60周年記念VTRを観ました。

 

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2時間に及ぶ研修の最後、アンケートにお答えいただきました。

さて、基本理念にある「だれもが人として大切にされ・・・」の誰もがとは、すべての職員も含まれるのです!もし職員が大切にされていないとするなら、それは法人にとっても大きな問題です。研修の限られた時間の中ですべて解決することは難しいですが、悩みは抱え込まず、いつでも人事課やハラスメント相談室に駆け込んでください!

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〈Project〉グループホーム再編から1年・・・

昨年3月発行の広報紙MiRAiで紹介した、将来を見据えたグループホームの再編。当時89名中42名という大勢の方が、ご自宅や新しく建てられたグループホームに転居されました。あれから1年以上が経過した今を、簡単にご報告します。

 

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グループホームの再編は、入居者の高齢化や建物の老巧化などによる対策の一環で、全ホームを「自立支援型ホーム」「介護支援型ホーム」に分類し、よりお一人おひとりのニーズにあった支援が充実できるよう、大半の方の入居先を見直したものです。

 

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介護支援型ホームとして新築し、再編の核となった「ここん・くおーれ」の2棟。ここに14名の方が入居されました。もちろん、まだまだきれいです!

 

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そして介護支援型ホームの原型となった、「はるか・まどか」の2棟。こちらに引っ越された方もおられ、現在14名の方が暮らしておられます。

 

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ここん・くおーれから眺める日常の景色。介護支援型ホーム4棟は、住宅街ではなく、このようなのどかな風景が広がる地にあります。

 

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そして門扉から玄関、そして室内へとすべてバリアフリー化されているのが特徴です。

 

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1棟に7名ずつ入居され、各部屋にトイレがあるほか、リビングにも車イス対応のトイレがあります。

 

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4棟の「介護支援型ホーム」と2件の「自立支援型ホーム」を巡回している、ゆっくるM主任に話を伺いました。

「今までにいた住環境が変わり、慣れていただくまでご不便をおかけしましたが、ようやくそれぞれの地域での暮らしが板についてきたようです。さて、介護支援型ホームは、支援のあり方にも特徴があります。例えば、入浴やトイレの支援で一人の支援員がつききりになっても他の方に目が届くよう二人支援体制を進めていたり、食べ物の誤嚥予防に食べ物を細かく刻んだり、自立支援型ホームとは違った、より専門的なニーズに対応できるよう頑張っています。」

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高齢化の波を止めることはできません。誰もが安心して暮らせる地域社会の実現を目指し、少しずつでも歩んでまいります。

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〈MiRAi〉広報紙MiRAi2月号を発行しました。

広報紙MiRAi2月号を発行しました。最新号は、右のリンクボタンからもご覧いただけますよ。ぜひ、ご覧ください。

さて、今月の特集は、「入浴する方も介助する方も安全・快適 成美の介護浴槽(特浴)運用開始!」です。

 

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特浴とは、寝たままや座ったままでも入浴できる介護浴槽のこと。名張育成会では、知的障害者居住支援施設成峯、高齢者グループホームひかり、特別養護老人ホームグランツァに続いて4例目の導入となります。

 

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成美に隣接して新築した特浴専用棟はすべてを広めに設計したので、リフォームでは生まれない、ゆとりをもったスペースでのサービスが特色です。入浴時は真ん中を仕切り、2人同時に利用することができます。

 

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お風呂のコントロールユニット。湯温や湯量はもちろん、エアーブロー(ジャグジーから出る泡)の強弱など、湯船での快適さのコントロールをここで行います。

 

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ジェットバスはマッサージ効果が高く、血行が良くなるので健康や美容にもいいのです。何より、気持ちいいですよね!

 

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肩に直接当たるシャワー!小さいころよく「肩まで浸かって10数えて・・・!」など言われたものですが、そんなことをしなくても肩まで温かになる心配りの設備です!

 

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奥に見えるのが専用玄関からの内扉。脱衣場までこの近さなのでとても便利!このようにカーテンで仕切ってプライバシーに配慮します。(オープン前に撮影したため、カーテンを開けた状態ではダンボールが散らばった写真で、見苦しくってすいません)

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「入浴される方は思いを言葉にできないことが多い。、また装置に頼ってばかりでは入浴の快適さは得られない。」と、何度も何度も、生活支援員始め看護師や作業療法士などが一緒になってテストを繰り返し、絶えずマニュアルを見直しています。

このようにして、誰もが快適な入浴になるよう努め、実績を積んでまいります!MiRAiの紙面もぜひご覧くださいね。

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〈Project〉この春に招く、外国人技能実習生とテレビ通話を行いました。

今、いろいろ話題に上がっている外国人技能実習制度。名張育成会では、この春からベトナムの外国人技能実習生を2名招き、介護福祉の概念や技術を学んでもらうことになりました。

 

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なぜ外国人技能実習生なの?受け入れ後はどうするの?という専門的な疑問から、ベトナムってどんな国?どこにあるの?また、実習生はどんな人?などなど「?(はてな)」は尽きませんが、それはおいおい広報紙上やブログでお伝えするとして、今回は先日行われた現地とのテレビ通話の様子をご紹介します。

 

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今回招き入れる施設は、知的障害者の居住支援施設成美です。実習生自身が、障害者施設で学びたいと希望したことで、まず成美で受け入れることになりました。ということで、今回は成美の職員とテレビ通話でご対面です。「こんにちは~!」

 

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今回受け入れるのは、NさんとPさん。入国時の日本語能力試験「N4(基本的な日本語がわかる)」に合格し、「N3(日常的な日本語がある程度わかる)」取得を目指して勉強中のお二人。現在、現地の介護施設で高齢者や障害者の日常生活のお世話をしています。

 

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「私は○○です。趣味は・・・。」などまず私たちから一人ずつ自己紹介します。現地の日本人スタッフがフォローしてくれるのですが、できるだけやさしい日本語で話しかけます。こちらも翻訳ガイドブックとにらめっこ!

 

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答えられた日本語の上手さに、思わず「ほ~!」。

 

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とても明るいお二人。現地スタッフにフォローしてもらったとはいえ、電波を通じてすごく話が弾みました!

 

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予定していた時間をオーバーしてしまい、名残惜しかったのですがここで「さようなら!」。40分という短い時間でしたが、お互いの距離がグッと縮まり、心配より期待が膨らんだ、そんなことを感じたひと時でした。実務に入るとこんなわけにはいかないのでしょうが、早く春が来ないかな~♪

広報紙MiRAi3月号(3月1日発行予定)では、また違った角度から外国人技能実習生受け入れについてご紹介します。お楽しみに!

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〈New〉この春に入職する、新卒採用者の入職前フォロー研修を行いました。

先日、この春から名張育成会に入職する新人の方たちを迎え、入職前のフォロー研修を行いました。

この研修は、同期となる者同士、また諸先輩との交流を図りながら、入職時までの間に不安に思うことをできるだけなくしていこうというのが主な目的です。今回は、試験などで学校を休めない学生を除く8名が参加されました。

 

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名張育成会は昨年創立60周年を迎えました。まず、その生い立ちを紹介するVTRを観ました。

 

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続いて市川理事長の挨拶です。法人理念の思いを述べた後、「職員は法人の宝だと思っています。利用者さんにニッコリ笑ってもらってもらえるために、まず皆さんがいつまでも元気に働けるよう環境を整備していきますので、皆さんも頑張ってください!」と、励ましのエールを送りました。

 

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後半は、先輩を交えて茶話会を行いました。一人ずつ自己紹介したあと、希望職種ごとにテーブルを囲み、まずは先輩のリードで場を盛り上げていきます。

 

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こちらは、保育士さんのテーブル。昨年春に入職した新人保育士さんも駆け付けて、日頃の様子や、新入職員ならではの苦労や思いなどを話しました。年齢も近いだけに、すぐに打ち解けた様子でしたね!

 

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「遠慮なく何でも聞いてくださいね!」最初は緊張した雰囲気でしたが、時間が経つにつれ職場の特徴や様子はもちろん、職場の魅力、入職時の失敗談や不安に思ったこと。そして、どのようにしてそれを乗り越えたかなどなど。先輩への質問も具体的になっていきます。

 

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先輩職員も気負うことなく素直にアドバイスをしていました。そう、何年か前は、みんな新人さんだったんですものね!

 

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「同期職員はだいたい同じ時期に似たような悩みを持つので、お互い情報交換するのもいいと思います。そういう意味で、同期は大切ですよ!」と人事課長からもアドバイスがあり、

そして和やかな雰囲気になったところで、本日の研修が無事終了。春の到来が待ち遠しいですね!ガンバレっ、フレッシュさん!!

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〈Committee〉未来に向けて・・・60周年記念式典講話より

新年を迎え、さらに気を引き締めて社会福祉の充実に邁進したく思います。どうか宜しくお願いいたします。

さて今回は、昨年開催した60周年記念式典での60年の歩みと未来に向けて」という宮田義則常務理事の講話より、未来に向けた取り組みなどについて抜粋し、その内容をご紹介します。

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福祉入浴機器(特浴)の設置

利用者の高齢化、身体機能の低下に伴い重度化してきており、入所利用者の半数ぐらいの方は一般浴での入浴が難しく、障害者支援施設「成美」において特浴を設置し、運用を開始してまいります。(広報紙MiRAi2月号にて詳しくご案内します。)

 

医療ケアの充実

上記同様に、たん吸引や胃ろうといった医療ケアの必要な利用者も増えてきており、身体機能の低下に伴う重度化への対応と合わせ、医療ケアを充実さる体制を作っていきたいと考えています。

 

最後のセーフティネットとしての役割をしっかりと果たす

また、入所利用者の中には、自傷や他害など、生活をする上で困難さを抱えている行動障害のある方がいますが、その行動特性をしっかりと理解し、安定して生活ができるように取り組んでいき、最後のセーフティネットとしての役割をしっかりと果たしていきたいと考えています。

 

権利擁護にかかる取り組み

そして、利用者の生き方を支えるために、生活や活動を支援するだけではなく、利用者一人ひとりの権利を守る仕組みを整備し、法人後見を受任し、利用者や地域からの多様なニーズに応じ、権利擁護にかかる取り組みを行っていきます。

 

働き方改革

有給休暇の取得促進、同一労働同一賃金、時間外労働などその対応が急務であり、これらの課題解決に向けて検討をしています。また職員の健康管理を経営的な視点でとらえた健康経営を推進していきます。

 

業務の効率化・省力化

間接的な業務を中心にAIやRPA,介護ロボットを導入し業務の効率化・省力化も進め、職員が安心して働き続けられる職場環境づくりを進めてまいります。

 

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大変厳しい時代を迎えようとしていますが、私たちは、時代や制度が変わっても、創立当初の先達の想いを失うことなく、新しい時代に向けて、一層の努力をしていきたいと思っていますので、皆様方の変わらぬご支援やご協力をいただけますようお願い申し上げます。

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