日脚伸び、春も近しと喜ぶどころか時候の挨拶も年中コロナ禍ですから、四季の移ろいなど語る間もありませんね。
そのような中、広報紙MiRAiでは、「誰かの役に立ちたい」との思いで手作り紙芝居の巡回を行う、名張市地域活動支援センターひびきメンバーの取り組みを特集しました。
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紙芝居は、図書館で選んだ絵本から、『おばあちゃんのおせち』(野村たかあき著)と『おかげ犬タロのお伊勢まいり』西村訓弘・磯部由香監修、かわいまさる作画)の2作品を演じることにしました。
紙芝居の作品は、プリントした原画をなぞって色鉛筆やパステルで着色します。
1カ月半の制作期間中に何人ものメンバーが協力してくれたので、それぞれ塗り手の個性が溢れた、美しい絵に仕上がりました。
高齢者グループホームひかりでの巡回では、このお節料理の絵を見て、紙芝居後もみんなが一緒になって、家族でおせちを作った往時を懐かしんだそう。
自分たちで色を塗っている時に小さいころが思い出されたので、「ひかりの方から、おせちにまつわる昔話など懐かしいお話をいっぱい聞いて、すごく盛り上がりました!」
手作り紙芝居だからこその交流ですね!
「色を塗っている時は、本当に楽しかった!」色々や人が、手伝おうか!といって寄ってきてくれた。
本当に仲間のありがたさを感じたといいます。
また木枠も仲間の手作りなんですよ。
手前が今の木枠。後ろにあるのは設計図もなく見よう見まねで作った初代の木枠で、裏から物語を読む「窓」がなかったり、紙芝居を差し込む「隙間」が狭かったりと実用には至りませんでしたが、舞台を支える裏方さんの思いがこもっています。
さて、今回はここまで。
次回は、巡回の様子をご案内します。お楽しみに!!