みはた虹の丘保育園は4月より認定こども園に移行し、「みはた虹の丘こども園」として新スタートを切ります。そこでこれを機に「環境プロジェクト」を立ち上げ、自然と融合した木製遊具を増やそうと、園庭にある築山の傾斜を利用した木製の大型ブランコと、手軽に持ち運べる小型ブランコの2種類を手作りしました。その様子を3回に分けてご案内します。
このプランは、縁あって(公社)こども環境学会に所属する一級建築士Iさん(左)のアドバイスによって実現しました。実は伊賀市出身というIさん、今回は遠く横浜から、わざわざお越しいただきました。手作りということですから、まずは道具の説明や扱い方から教わります。
ドリル、ドライバー、ノコギリ、やすりなど、すべて電動!教壇にも立っておられるだけあって、私たちが普段手にしない道具の扱い方や注意点を、わかりやすく説明してくれます。
1本の材木をどのように切り分けるか、寸法の測り方も教わりメジャーを当てます。
まず道具に慣れなくては!というわけで、ミニチュアのイス2客とテーブルを作ることにしました。
「なにをしてるの?」と1歳児ちゃんたち。「今から、みんなが遊ぶブランコを作るんだよ~!」この子どもたちの笑顔が見たくて、慣れぬ手つきで・・・
・・・あれっ、みんな早速コツを掴んだよう。飲みこみの早さには驚きです!子ども達が待っていると思えばこその、保育士の本性なのでしょうか!
材木を寸法通り切り分けて、設計図に沿って組み上げていきます。
設計図通りの組み方でなくても、カットした材木をどう組み合わせるか、オリジナルになってもかまいません!と、サンプルを示してくれたIさん。裏返した手前のイスと奥のイス、脚の組み方が違うのですが、わかりましたか?これで、工作する楽しさに、考えて見つける面白さが加わりました!
木ネジを打ち込む際、上から力を込めて押し込まないとダメですよ!というわけで、以外に力が要る電動ドライバー。でも、この電動ドライバーが威力を発揮してくれました!
まず道具に慣れる目的で作った、個性ある(?)イスとテーブルができました。多少の凸凹はあるけど、「自分たちで作ったモノって、大切にするよね~!」というわけで、モノづくりを通じて、早速気付きを得た先生方もうれしそう!
「○○せんせい、がんばって~~~!」と熱く声援を送っていた年中さんたち。『遊びによって得る気付き、考え、そして試してみる場』として、子どもたちの体幹や五感を育みたいと思っています!
次回は、小型ブランコ編です!